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ベネズエラで抗議行動拡大、マドゥロ政権退陣求める

ロイター / 2024年7月31日 13時32分

 ベネズエラでは30日、マドゥロ政権退陣を求める野党支持者らの抗議行動が各地に広がる展開になった。マラカイボで撮影(2024年 ロイター/Isaac Urrutia)

Deisy Buitrago Mayela Armas

[カラカス 30日 ロイター] - ベネズエラでは30日、マドゥロ政権退陣を求める野党支持者らの抗議行動が各地に広がる展開になった。

28日の大統領選では、独裁色を強めるマドゥロ政権の影響下にある選挙管理当局はマドゥロ氏が得票率51%で勝利したと発表。これに反発した人々が29日、首都カラカスで大規模なデモを行い、警察と衝突して負傷者も発生した。

30日には幾つかの地域で抗議行動をしていた人々を治安部隊が攻撃する様子をロイターが目撃した。

人権団体によると、大統領選以降に開票作業やそれに対する抗議などに絡んで少なくとも11人が殺害されている。また治安当局は新たに2人の野党指導者を拘束した。

野党側は、独自集計に基づくと自陣営のゴンサレス候補が最大でマドゥロ氏の2倍以上の票を得て大勝したと主張し、マドゥロ氏に敗北を認めるよう要求している。

自らの大統領選出馬を禁じられながら今回の野党連合を率いたマチャド元国会議員は、マドゥロ政権が不正集計を行ったと非難。「われわれが戦っているのは体制側による詐欺行為だ」と訴えつつ、支持者らには平和的な抗議を促した。

ただ野党側が選挙結果を覆せる手段は乏しいように見える。軍のマドゥロ氏支持姿勢に変化の兆しはなく、米国などによる制裁も政権崩壊をもたらしていないためだ。

それでも世界の多くの国は、ベネズエラに集計結果の公表を求めている。複数の関係者の話では、ベネズエラの選挙結果について透明性が高まらなければ、米政府は選挙に関係する個人を対象に新たな制裁を検討するという。

一方マドゥロ氏は国営テレビで放映された演説で、野党の抗議行動参加者が市民に暴力を振るったり、放火したりしていると主張し、マチャド氏とゴンサレス氏は責任を取るべきだと語った。

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