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午後3時のドルは152円後半、日銀利上げで乱高下

ロイター / 2024年7月31日 15時25分

 7月31日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤と変わらずの152円後半で取引されている。写真は米ドル紙幣。2020年5月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

Shinji Kitamura

[東京 31日 ロイター] -

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤と変わらずの152円後半で取引されている。日銀がきょうの金融政策決定会合で利上げを決定したことを受け、ドルは上下2円超の激しい変動となった。

午後1時前、日銀が会合結果を発表した直後は円高で反応した。ドルは152円半ばから151円半ばへ一時1円近く下落したが、数分後には一転して153円後半へ2円超切り返した。その後も152円半ばから153円前半を上下する不安定な動きが続いている。

利上げを実施したにもかかわらず、円が下落したのは「利上げは直前報道である程度織り込まれていたため、出尽くしの円売りが強まったのではないか」(FX会社関係者)との声が聞かれた。米連邦公開市場委員会(FOMC)を今夜に控え、短期筋が速やかに円買いの手じまいに動いたとの見方もあった。

前日海外市場では、利上げ報道を受けて円が全面高となった。ドルは前日午後の高値155円前半から、きょう朝方には152円半ばまで、すでに3円近い下げとなっていた。

円は他通貨に対しても同様の動きで、ユーロは前日午後の167円後半から164円前半へ下落した後、165円半ばへ反発。豪ドルも101円後半から98円半ばへ売られたが、99円半ばへ切り返した。

みずほリサーチ&テクノロジーズ調査部主任エコノミストの東深澤武史は、日銀は利上げに際して、賃金上昇機運の高まりを評価したのではないかと分析。「この後の日銀総裁会見で、追加利上げ期待の確度をどこまで持てるかが焦点になるが、今回の利上げで日本発の円安トレンドは一巡したのではないか」と話していた。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 152.86/152.88 1.0824/1.0825 165.50/165.51

午前9時現在 152.65/152.68 1.0815/1.0816 165.11/165.12

NY午後5時 152.76/152.77 1.0815/1.0816 165.18/165.23

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