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みずほFGの4ー6月、純利益18%増 大企業向けと市場部門堅調

ロイター / 2024年7月31日 17時28分

 7月31日、みずほフィナンシャルグループが発表した2024年4ー6月期の連結純利益は前年同期比17.9%増の2893億円だった。写真はみずほフィナンシャルグループのロゴで、2018年8月に都内で撮影(2024年 ロイター/Toru Hanai)

Miho Uranaka

[東京 31日 ロイター] - みずほフィナンシャルグループが31日に発表した2024年4ー6月期の連結純利益は前年同期比17.9%増の2893億円だった。

4─6月期の本業のもうけを示す連結業務純益は、前年同期比32%増の3287億円。国内大企業の資金需要の高まりから貸出金残高が1兆円強増加し、貸出収支も改善した。堅調な市場部門も収益を押し上げた。与信関係費用は前年同期に計上した戻入益の剥落(はくらく)により悪化したが、総じて低位に推移しているという。

みずほFGは、日銀による金融政策変更の影響について、今期450億円程度のプラス効果を見込んでいる。財務企画部の峯岸寛部長は、四半期分に当たる110―120億円についてのプラス効果は実現できたと述べた。企業法人の貸出、スプレッドの改善の効果もあったいう。

25年3月期通期に対する進ちょく率は38%。堅調に推移しているが、不動産の売却益が利益を押し上げた面もあり、通期予想は前期比10%増の7500億円のまま据え置いた。IBESがまとめたアナリスト12人による事前予想の平均値は7645億円だった。

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