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パレスチナ人拘束者にイスラエルが残虐行為、水責めなど=報告書

ロイター / 2024年7月31日 16時53分

国連人権高等弁務官事務所が30日公表した報告書によると、何千人ものパレスチナ人がガザからイスラエルに連行され、拘束されている。写真はイスラエルの空爆でガザ地区ラファの上空に立ち上る煙。29日撮影(2024年 ロイター/Mohammed Salem)

Emma Farge

[ジュネーブ 31日 ロイター] - 国連人権高等弁務官事務所が30日公表した報告書によると、何千人ものパレスチナ人がガザからイスラエルに連行され、拘束されている。拷問を受ける例も多く、これまでに50人以上の死者が出ているという。

報告書は拘束経験者や目撃者とのインタビューに基づいている。昨年10月7日のイスラム組織ハマスによるイスラエル奇襲攻撃後、多くの人々がガザで、イスラエルの軍事攻撃から逃れようと検問所に行ったところを拘束されたり、避難先の学校や病院から連れ去られたりした。

イスラエルに移送される前に目隠しをされ、手錠をかけられることも多く、「檻のような」軍事センターに入れられて長時間オムツだけを着用させられることもあったという。53人が拘束中に死亡した。

ターク国連人権高等弁務官は「証言によると、水責めや、犬を拘束者に放つなど、さまざまなぞっとするような行為が行われており、国際人権法や国際人道法に著しく違反している」と批判した。

その上で、拘束者の即時解放を求め、奇襲攻撃の際にハマスが連れ去った人質の残りの人々についても、早急に解放するよう要求した。

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