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中国、ドローン輸出規制を調整 一部の臨時措置廃止へ

ロイター / 2024年7月31日 20時19分

中国商務省は31日、ドローン(無人機)の輸出規制を9月1日から調整すると発表した。安徽省ののドローン生産工場で5月撮影。(2024年 ロイター/China Daily)

[北京 31日 ロイター] - 中国商務省は31日、ドローン(無人機)の輸出規制を9月1日から調整すると発表した。

一部の消費者向けドローンについて、臨時の輸出規制措置を廃止するほか、赤外線画像装置や目標指示レーザーなど、無人航空機の重要部品の管理基準も調整する。

同省報道官は、今回の調整について、世界の産業チェーンとサプライチェーンの安全・安定を守る上で寄与すると述べた。

中国政府は昨年、米国が半導体製造技術などの対中輸出を制限する中、一部のドローンや関連機器の輸出を規制すると発表。「国家の安全保障と利益を守る」ことが狙いと説明していた。

昨年発表した輸出規制には、一部の消費者向けドローンを対象とした2年間の臨時の輸出規制措置が含まれていた。また、いかなる民生用ドローンも軍事目的で輸出することはできないとしていた。

商務省はドローンの輸出規制を「適切に」拡大することを決定したと表明。特定の国や地域を標的にするものではないと述べた。

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