米雇用コスト、第2四半期0.9%上昇と伸び鈍化 FRBに朗報
ロイター / 2024年8月1日 1時41分
米労働省が31日に発表した第2・四半期の雇用コスト指数(ECI)は前期比0.9%上昇した。伸びは前四半期の1.2%から鈍化し、予想の1.0%も下回った。2日撮影(2024年 ロイター/Mike Blake)
[ワシントン 31日 ロイター] - 米労働省が31日に発表した第2・四半期の雇用コスト指数(ECI)は前期比0.9%上昇した。伸びは前四半期の1.2%から鈍化し、予想の1.0%も下回った。
民間部門の賃金上昇の鈍化を背景にインフレが下降傾向にあることが改めて示され、9月の利下げに一段の道が開かれる可能性がある。
前年同期比では4.1%上昇。第1・四半期は4.2%上昇していた。
労働コストの伸び鈍化は、米連邦準備理事会(FRB)当局者にとっては歓迎すべきこととみられる。FRBは31日まで開催する米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を据え置くと予想されている。
FWDBONDSのチーフエコノミスト、クリストファー・ルプキー氏は「民間企業の賃金・給与の上昇はFRB当局者が望む水準に近づいている。景気は徐々に正常に戻りつつある。賃金上昇の鎮静化はFRBの利下げに青信号を与える」と述べた。
人件費の大部分を占める賃金・給与は0.9%上昇した。これは過去3年間で最小の伸び率となった。第1・四半期は1.1%上昇だった。
前年同期比では4.2%上昇となり、第1・四半期の4.4%上昇から伸びが鈍化した。インフレ調整後では1.2%上昇。第1・四半期は0.9%上昇だった。
民間部門の賃金・給与は0.8%上昇と、伸び率は2020年第4・四半期以来最小となった。第1・四半期は1.1%上昇だった。前年同期比では4.1%上昇。第1・四半期は4.3%上昇だった。
州・地方政府の賃金上昇率は1.1%上昇。第1・四半期は1.4%上昇だった。ただ、前年同期比では5.1%上昇と、第1・四半期の5.0%上昇から伸びが拡大した。
諸手当は1.0%上昇した。第1・四半期は1.1%上昇だった。前年同期比では3.8%上昇。第1・四半期は3.7%上昇だった。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1「キャンプブーム」は終わった アウトドア業界はどの市場に“種”をまけばいいのか
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月31日 7時30分
-
2「身代金」「初動対応」、"KADOKAWA事件"の教訓 凄腕ホワイトハッカーが語る日本企業への警告
東洋経済オンライン / 2024年7月31日 8時0分
-
3トヨタ自動車、国交省「是正命令」受け謝罪 型式指定不正の原因は「現場と経営の両面」体制見直しへ
ORICON NEWS / 2024年7月31日 17時47分
-
4【速報】日銀が追加利上げを決定 政策金利0.25%程度に 長期国債買い入れは26年1~3月に月間3兆円程度に
日テレNEWS NNN / 2024年7月31日 13時12分
-
5日銀、追加利上げ決定=政策金利0.25%に―国債購入、月3兆円に段階縮小
時事通信 / 2024年7月31日 13時44分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)