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ハマス幹部殺害でガザ停戦とん挫の恐れ、カタールとエジプトが警告

ロイター / 2024年8月1日 1時57分

戦闘が続くパレスチナ自治区ガザの停戦交渉で米国と共に仲介役を果たしているカタールとエジプトは31日、イスラム組織ハマスのイスマイル・ハニヤ最高指導者が殺害されたことを受け、停戦交渉がとん挫する恐れがあると警告した。写真はハニヤ最高指導者の殺害を報じるテレビ画面を見つめる男性(2024年 ロイター/Alkis Konstantinidis)

Maha El Dahan Aidan Lewis

[ドバイ 31日 ロイター] - 戦闘が続くパレスチナ自治区ガザの停戦交渉で米国と共に仲介役を果たしているカタールとエジプトは31日、イスラム組織ハマスのイスマイル・ハニヤ最高指導者が殺害されたことを受け、停戦交渉がとん挫する恐れがあると警告した。

カタールのムハンマド首相兼外相は「一方が他方の交渉担当者を暗殺した場合、どのように調停できるのか疑問に思う」とし、「平和には真剣なパートナーと、人命軽視に反対する世界的な姿勢が必要だ」とXに投稿した。

ムハンマド氏はこの日、米国のブリンケン国務長官と電話会談を行い、停戦に向けた取り組みの継続について協議した。

エジプト外務省は声明で、過去2日間の「イスラエル側のエスカレーション」でガザ停戦に向けた取り組みが危険にさらされたと指摘。「イスラエル側に事態鎮静化に向けた政治的意思がないことが示された」とし、「エジプトを含むパートナー国のガザ停戦に向けた懸命な努力が無駄になる」とした。

こうした中、イスラエル政府報道官は記者会見で、交渉に引き続き尽力する姿勢を表明。「協議は継続されており、イスラエルは協議の成功に尽力している」と述べた。

イスラエルのガラント国防相はこの日、米国のオースティン国防長官と電話会談を行い、ガザ地区での戦闘に絡む人質解放に向けた合意に取り組むことの重要性を強調した。

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