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米国株式市場=上昇、FRBが9月利下げ示唆 半導体関連に買い

ロイター / 2024年8月1日 6時53分

米国株式市場はS&P総合500種とナスダック総合が上昇して取引を終えた。2021年1月撮影(2024年 ロイター/Mike Segar)

[ニューヨーク 31日 ロイター] - 米国株式市場は上昇して取引を終えた。半導体関連を中心に買いが入り、S&P総合500種とナスダック総合が2月22日以来の大幅な上昇率を記録した。米連邦準備理事会(FRB)がインフレが鈍化すれば9月にも利下げする可能性を示唆したことも追い風となった。

米半導体大手エヌビディアが13%近く急伸。同業のアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が今年通期の人工知能(AI)向け半導体の売上高見通しを上方修正したことを受けた。AMDも4.3%上昇し、フィラデルフィア半導体指数は7%高で引けた。

FRBは30─31日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を5.25─5.50%に据え置いた。パウエルFRB議長はFOMC後の記者会見で、早ければ9月のFOMCで利下げを議論する可能性があると述べた。

シーバート・ネクストの最高投資責任者マーク・マレック氏は、FOMC声明が状況を変えるものではなかったとした一方、「パウエル議長の会見を踏まえれば、FRBが9月の利下げに備え、選択肢を維持するのは明らかだ」と述べた。

米ADPリサーチ・インスティテュートが発表した7月の全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は市場予想を下回る伸びにとどまり、労働市場の逼迫緩和を示した。

S&P500の主要11セクターのうち7セクターが上昇。情報技術や一般消費財が上げを主導した一方、ヘルスケア、不動産、主要諸費財は軟調だった。

7月はS&P500が月間で1.1%、ダウ工業株30種が4.4%、それぞれ上昇。ナスダックは0.8%下落した。

マイクロソフトは1%安。前日の決算発表で、人工知能(AI)への投資が利益をもたらすまでに時間がかかる可能性が改めて示された。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.23対1の比率で上回った。ナスダックでも1.58対1で値上がり銘柄が多かった。

米取引所の合算出来高は133億株。直近20営業日の平均は132億7000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 40842.79 +99.46 +0.24 40768.88 41198.63 40655.89

前営業日終値 40743.33

ナスダック総合 17599.40 +451.98 +2.64 17499.23 17693.98 17438.60

前営業日終値 17147.42

S&P総合500種 5522.30 +85.86 +1.58 5505.59 5551.51 5493.75

前営業日終値 5436.44

ダウ輸送株20種 16083.86 +70.54 +0.44

ダウ公共株15種 988.09 +1.48 +0.15

フィラデルフィア半導体 5233.18 +343.03 +7.01

VIX指数 16.36 -1.33 -7.52

S&P一般消費財 1516.58 +26.64 +1.79

S&P素材 580.51 +6.01 +1.05

S&P工業 1081.94 +12.09 +1.13

S&P主要消費財 834.36 -1.65 -0.20

S&P金融 727.47 -1.39 -0.19

S&P不動産 258.33 -0.76 -0.29

S&Pエネルギー 712.42 +2.96 +0.42

S&Pヘルスケア 1742.67 -6.80 -0.39

S&P通信サービス 297.29 +3.78 +1.29

S&P情報技術 4249.09 +161.60 +3.95

S&P公益事業 369.64 +4.56 +1.25

NYSE出来高 13.31億株

シカゴ日経先物9月限 ドル建て 38700 - 530 大阪比

シカゴ日経先物9月限 円建て 38655 - 575 大阪比

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