ブラジル中銀、予想通り金利据え置き インフレ期待の高まりに警戒
ロイター / 2024年8月1日 8時37分
Andre Romani
[サンパウロ 31日 ロイター] - ブラジル中央銀行は31日の金融政策委員会(COPOM)で、予想通り政策金利を10.50%に据え置いた。インフレ期待が高まっていることを踏まえ、政策運営で一段の警戒が必要だとの認識を示した。
据え置きは2会合連続で、前回一致の決定だった。ロイター調査ではエコノミスト40人全員が据え置きを予想していた。
中銀は声明で「政策委員会は、国内外の環境により金融政策の運営に一層の注意が必要であると判断している」とし、「特に、市場変動とインフレ期待の変化によるインフレへの影響が続く場合には、一段の警戒が必要になる」と説明した。
中銀の直近調査によると、今年のインフレ率は、中銀目標の3.0%を上回り、4.10%に加速すると予想されている。
サービス部門の長引くインフレにより7月中旬までの1カ月の消費者物価は予想以上に上昇し、燃料価格や航空運賃の高騰を招いた。
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