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インテル、第4四半期売上高見通しが予想上回る 株価12%高

ロイター / 2024年11月1日 8時20分

 米半導体大手インテルが10月31日に発表した第4・四半期の売上高見通しは市場予想を上回った。写真はインテルのマザーボード。6月5日、台北で撮影(2024年 ロイター/Ann Wang)

Max A. Cherney Arsheeya Bajwa

[31日 ロイター] - 米半導体大手インテルが31日に発表した第4・四半期の売上高見通しは市場予想を上回った。これを受け、株価は取引終了後の時間外取引で12%超上昇した。

第3・四半期は売上高が市場予想を上回ったが、減損やリストラ費用が響いて純損益は大幅な赤字となった。

第4・四半期の売上高見通しは133億─143億ドル。中央値はLSEGがまとめたアナリスト平均予想(136億6000万ドル)を上回った。

第3・四半期は同社帰属の純損失が166億ドル。前年同期は約3億ドルの純利益を計上していた。

企業が生成AI(人工知能)技術の採用を加速する中、インテルはデータセンター向け高速先端AI半導体への投資ブームに乗り遅れた。

デービッド・ジンスナー最高財務責任者(CFO)はロイターのインタビューで、収益性の面で「前進」しているものの、目標達成には「やるべきことが多くある」と述べた。また、2025年に120億─140億ドルの設備投資を計画していると明らかにした。

第3・四半期の部門別売上高は、パソコン向け半導体などを含むクライアント・コンピューティング部門が7%減の73億ドル。アナリスト予想は73億8000万ドルだった。

AI半導体を含むデータセンター部門は9%増の33億ドル。アナリスト予想は31億6000万ドルだった。

アナリストはインテルの従来型サーバー向け半導体の需要について、AI半導体に投資が向けられる中で数四半期にわたり低迷した後、年後半に回復すると予想している。

受託製造事業(ファウンドリー)は44億ドルに減少した。

調整後の粗利益率は18%。アナリスト予想は37.9%だった。

カーソン・グループのチーフ市場ストラテジスト、ライアン・デトリック氏は「インテルへの期待はかなり低かった。同社はこうした低い予想を上回った」とした上で、「全体として、苦境にある企業としては上出来だった」と述べた。

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