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フィリピン、首都の行動制限を8月中旬まで延長 コロナ感染急増

ロイター / 2020年7月31日 14時10分

 7月31日、フィリピンのドゥテルテ大統領は、新型コロナウイルスの感染・死者数の増加を受けて、首都マニラの行動制限を8月中旬まで延長すると発表した。写真はマニラ首都圏のケソン・シティで昨年7月撮影(2020年 ロイター/Eloisa Lopez)

[マニラ 31日 ロイター] - フィリピンのドゥテルテ大統領は31日、新型コロナウイルスの感染・死者数の増加を受けて、首都マニラの行動制限を8月中旬まで延長すると発表した。テレビで国民向けに演説した。

フィリピンは今月、1日当たりのコロナ新規感染・死者数が東南アジアで最多を記録。一部都市では医療が逼迫している。

首都圏とその南部の各州、フィリピン中心部の複数の都市では6月以降、隔離措置が敷かれており、高齢者や子どもの行動や、レストランやスポーツジムなどの営業が制限されている。

大統領は「もう少し我慢してほしい。多くの人が感染している」と訴え、行動制限延長への理解を求めた。

同国のコロナ対策本部は、感染急増地域にはロックダウン(都市封鎖)を導入するとした上で、コロナ患者向けの病床拡大を政府や民間病院に要請した。

大統領はまた、中国がコロナワクチンの開発に成功した場合には、フィリピンは優先的に供給を受けられるとの認識を示した。

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