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村田製作所、4―6月営業利益は18%減、カーエレやスマホ振るわず

ロイター / 2020年7月31日 15時48分

7月31日、村田製作所は、2020年4―6月期の連結営業利益(米国基準)は前年同期比17.9%減の513億円だったと発表した。写真は2017年10月、千葉県千葉市の幕張メッセで撮影(2020年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 31日 ロイター] - 村田製作所<6981.T>は31日、2020年4―6月期の連結営業利益(米国基準)は前年同期比17.9%減の513億円だったと発表した。次世代通信網「5G」関連やリモートワークの普及によるPC向けの需要が堅調に推移した一方、新型コロナウイルスの影響でカーエレクトロニクスやスマホ向けの需要が落ち込んだ。

売上高は同8.6%減の3267億円だった。主力の積層セラミックコンデンサーの売上高は基地局向けやPC向けで堅調だったが、カーエレクトロニクス向けで落ち込んだほか、樹脂多層基板やリチウムイオン二次電池がスマートフォン向けで減少した。

損益面では、コストダウンによる増益要因が、製品価格の値下がりや為替影響などの減益要因を打ち返せなかった。純利益は同15.5%減の395億円だった。

2021年3月期の営業利益予想は前年比17.1%減の2100億円で据え置いた。リフィニティブがまとめたアナリスト予想の平均は2257億円。年間配当予想も1株当たり110円で変更しなかった。

*内容を追加しました。

(平田紀之)

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