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鉱工業生産12月は0.3%上昇、予想と一致 電子部品・デバイスなどけん引

ロイター / 2025年1月31日 11時13分

 1月31日、経済産業省が発表した12月鉱工業生産指数速報は前月比0.3%上昇した。写真は、京浜工業地帯の工場。2018年9月、川崎市で撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Tetsushi Kajimoto Satoshi Sugiyama

[東京 31日 ロイター] - 経済産業省が31日発表した2024年12月の鉱工業生産指数速報は前月比0.3%上昇と、2カ月ぶりのプラスとなり、ロイターがまとめた事前予想と一致した。

設備投資関連の生産財やスマートフォンで使うモス型メモリなど電子部品・デバイスが伸長した一方で、国内外の新車需要が振るわず、年央までの挽回生産の反動もみられた自動車が減産となったほか、化粧品・洗顔用品など化学もマイナスとなり、全体の足を引っ張った。

企業の生産計画から算出する予測指数は1月が前月比1.0%上昇、2月が同1.2%上昇となった。しかし、予測指数は上振れる傾向があり、12月も前月に算出された予測値を下回った。経済産業省は生産の基調判断を「一進一退」で据え置いた。

12月の生産品目別の前月比は生産用機械が2.9%増、電子部品・デバイスが2.1%増となった。半面、自動車が1.7%減となり、化学も3.0%のマイナスとなった。

農林中金総合研究所の南武志主席研究員は、輸出の基調が弱く、世界経済が加速していない中、生産のトレンドは国内要因に大きく依存していると指摘。輸出が生産をけん引することは当面望めないとした。

*経産省の発表資料は以下のURLでご覧ください。  

http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/iip/index.html [http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/iip/index.html]  

※過去の関連記事はJPIP1=ECIJPIP4=ECIでご覧になれます。

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