石破首相、米にエネルギーの安定供給要請へ トランプ氏との会談で

石破茂首相は３１日午前の衆議院予算委員会で、調整が進むトランプ米大統領との会談について、エネルギーの安定供給を米国に求めていく考えを明らかにした。写真は２０２４年１１月、東京の国会議事堂内で撮影（２０２５年　ロイター/Issei Kato）

［東京　３１日　ロイター］ - 石破茂首相は３１日午前の衆議院予算委員会で、調整が進むトランプ米大統領との会談について、エネルギーの安定供給を米国に求めていく考えを明らかにした。自民党の小野寺五典政調会長の質問に答えた。

石破首相は「日本でいま足りないものは何かを考えたときに、中東の情勢の鑑みてもエネルギーの安定供給は極めて大事だと思っている」と答弁。「安定的なエネルギー供給というものに対し、米国に要請すべきものはあると思っている」と語った。

石破首相は日本の対米投資の重要性を強調する一方、日本の国益も実現しなくてはいけないと説明。「トランプ大統領と向き合うに当たっては、どうやって日米両方の国益を満たすような新しい形の同盟を築くことができるかをきちんと話し、日米同盟を新たな高みに引き上げたい」と述べた。