ＥＵ、ガザ・エジプト国境管理支援再開 ラファに要員派遣

　欧州連合（ＥＵ）のカラス外交安全保障上級代表は３１日、パレスチナ自治区ガザとエジプトの境界に位置するラファでの国境管理支援を再開したと明らかにした。ラファ検問所で２８日撮影（２０２５年　ロイター／Amr Abdallah Dalsh）

［ブリュッセル ３１日　ロイター］ - 欧州連合（ＥＵ）のカラス外交安全保障上級代表は３１日、パレスチナ自治区ガザとエジプトの境界に位置するラファでの国境管理支援を再開したと明らかにした。

ガザ・ラファＥＵ国境管理支援（ＥＵＢＡＭ）は２００５年に創設されたが、イスラム組織ハマスがガザを掌握したことを受けて０７年に中断した。

カラス氏は２７日、ラファでの国境管理支援（ＥＵＢＡＭ）再開で加盟国外相が合意したと発表していた。

同氏は３１日、「パレスチナとイスラエルの要請を受けて、ＥＵの民間国境支援団が本日、ラファに派遣される。支援団のメンバーは、パレスチナの国境要員を支援し、医療を必要とする人々などをガザから移送できるようにする」とＸに投稿した。