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「梨泰院クラスの主役、パク・セロイ」が語る、韓国作品がヒットする理由 パク・ソジュンさん ラブコメから始まり「視聴率キング」へ、ハリウッド映画出演も

47NEWS / 2023年11月2日 10時0分

パク・ソジュンさん(awesome.ent提供)

 「冬のソナタ」が日本で韓流を巻き起こして今年で20年。韓国ドラマは今や世界から注目される。大ヒット作「梨泰院クラス」に主演し、自身も米ハリウッド映画出演など活躍の場を広げる俳優、パク・ソジュンさん(34)が共同通信の書面インタビューに応じた。「現状に安住せず、常に挑戦的な選択をすることでこそ成長できる」。今や視聴率キングとなった人気俳優が明かす韓国作品のヒットの理由と、彼が目指す今後の目標とは(共同通信=楡金小巻、長尾一史)


ネットフリックスで配信中の「梨泰院クラス」より。パク・ソジュンさん

 ―「梨泰院クラス」の反響をどう受け止めましたか。
 「韓国だけでなく海外からも大きな関心を持っていただき、本当にありがたかったです。ネットフリックスでの配信後、海外のファンの方々からの反応が強まったことを体感し、動画配信サービスの影響力も感じることもできました。新型コロナウイルスの感染が拡大した時期で海外のプロモーションが難しく、ファンの方々と直接会えない状況がとても残念でした」


ドラマ「魔女の恋愛」で共演したオム・ジョンファさん(左)とパク・ソジュンさん(聯合=共同)

 ―「梨泰院クラス」は、父親を失った青年が仲間と共に小さな居酒屋を外食業界のトップ企業へと成長させる物語です。「キム秘書は、いったいなぜ?」など多くのラブコメディーで人気を得ていたパクさんが出演を決めたのはなぜだったのでしょうか。
 「まず原作が面白く、(主人公の)パク・セロイというキャラクターがとても魅力的でした。私が演じたらどうなるかという好奇心も湧き、選択しました。もちろんロマンチックコメディーも好きですが、ジャンルの面で変化を与えたい気持ちもありました」
 ―ヒットした理由はどこにあると思いますか。
 「誰もが共感できるしっかりとしたストーリーや登場人物の立体的な描写、スピード感のある展開など、多様な面で面白さを感じていただけたと思います。個性ある登場人物たちが場面を埋めながらつくり出す魅力がよく現れ、多くの方々に愛されました」
 ―どんな逆境にも諦めずに立ち向かうセロイを演じ、これまでの中でも特に考えさせられる作品になったそうですね。
 「この作品を通して自分の人生を振り返りました。『僕はセロイのような所信を持っているか』と考えもし、社会的な話題への関心も強まりました。セロイを演じながら、私もまたさまざまな方面へ成長できました」


ネットフリックスで配信中の「梨泰院クラス」より

 ―動画配信サービスの普及による変化について、どう感じていますか。
 「配信サービスが活発になり、俳優として活動できる範囲が広がったと思います。それだけでなく、韓国コンテンツが注目されるだけに、俳優への関心の高まりも感じています。個人的には海外作品(11月10日、日米同時公開のハリウッド映画「マーベルズ」)に参加できるきっかけになり、影響力を実感しています」
 ―ダイナミックで豪華な作品が増える昨今の韓国ドラマをどのように感じていますか。撮影現場での変化はありますか。
 「韓国コンテンツの成功は一夜にして成し遂げられたものではなく、継続的な試みと努力に裏打ちされてきたものだと思います。動画配信サービスを通じて韓国のドラマや映画をより多くの方に知ってもらえる良い環境が用意されたようで、うれしいです。制作過程や現場で変わったと感じる点は、以前と比べて事前制作(公開前に全ての撮影を終える)システムが定着し、より完成度の高い作品をお見せできるようになったのではないかと思います」


ソウルで行われた映画「コンクリート・ユートピア」のプロモーションに出席したパク・ソジュンさん=6月(聯合=共同)

 ―韓国で制作されるドラマや映画の魅力について、どう思われますか。
 「斬新な素材や企画力などさまざまな魅力がありますが、中でもストーリーの力が最も大きいと思います。一つの作品の中に喜怒哀楽を併せた多様な感情が込められ、これらが世界的に普遍的な共感を呼び起こすようです」
 ―出演作が軒並みヒットし「視聴率キング」の異名も持つパクさん。俳優を志したきっかけは何ですか。またデビュー前に特に影響を受けた作品はありますか。
 「中学生の頃、人見知りする性格を変えたくて入ったサークルで学園祭の舞台に立ちました。全校生徒が私に注目する光景に魅了され、演技を始めました。最初はただ面白いとだけ思っていましたが、今は私の作品や演じたキャラクター、あるいは私自身が誰かに良い影響を与えることもある点でやりがいがあり、感謝することも多いです。デビュー前は、特定の作品から影響を受けたというより、多様なジャンルの作品を見ながら一つでも多く学ぼうと努力しました」


ソウルで行われた映画「コンクリート・ユートピア」のプロモーションに出席したパク・ソジュンさん(右)ら。左端はイ・ビョンホンさん=6月(聯合=共同)

 ―新たな作品に挑戦し続ける原動力はどこにあるのでしょうか。
 「私が演技をする理由の一つは、観客や視聴者の方々に会うためです。私の作品を見て力をもらったという話を聞くと胸がいっぱいになり、その分、責任感も大きくなります。私が出演した作品を選んでくださる方々が良い感情を持ち、有益な時間を過ごしてほしいというのも原動力になっています」
 ―俳優として最も心が動く瞬間とは。
 「一生懸命撮影した作品が公開される時、そしてファンや観客の方々に直接会う時が最もワクワクします。もちろん心配や緊張もありますが、ときめきの感情が一番大きいと思います。(観客の方々の)反応から得られるエネルギーは、確かにあると思います」
 ―プライベートで演技を鍛えるために意識していることはありますか。
 演技のために日常生活の中で特に鍛錬することはありませんが、俳優として新しい考えや視線に常にオープンでなければならないと感じ、社会や現実に関心をたくさん持って過ごそうと思っています。


「これからも良い作品を通し、多くの方々に楽しい時間をプレゼントできるように最善を尽くします」とメッセージを寄せたパク・ソジュンさん(awesome.ent提供)

 ―約10年のキャリアでターニングポイントになった作品は。
 「私にとって全ての作品がターニングポイントだったと言えます。どの作品も私に新しい挑戦をさせてくれ、発展や別の経験をするきっかけをつくってくれました。そのおかげで、少しずつでも着実に進むことができました。これからもターニングポイントとなる良い作品にたくさん出合えればと思います」
 ―30代半ばになり、作品を選ぶ視点は変わりましたか?
 「作品を選ぶ時、その時々の私がうまく表現できる役をしてきましたが、年を重ねるにつれて自然に変化する部分が生じると思います。その年齢に合った役があるとも感じます。その代わり、いつも挑戦的な選択をしようと思います。少しでも新しいことを試しながら、さらに進むために努力するようにしています」
 ―1940年代の朝鮮を舞台にした新作ホラードラマ「京城クリーチャー」に出演されます。
 「京城という時代背景に関心を持っていたところ、ちょうど作品に出合うことができ、素晴らしい作家、監督と共にできる機会だったので、ちゅうちょなく参加しました」


ネットフリックスで配信中の映画「ドリーム」より

 ―2023年の主演映画「ドリーム~狙え、人生逆転ゴール!~」では、挫折を経験したサッカー選手を演じました。どのように役作りをされましたか。
 「『ドリーム』で演じたホンデは、いくら努力しても『万年2位』の人物ですが、その劣等感を表現するため、過去につらい経験をした時の感情を引き出そうと努力しました。そしてイ・ビョンホン監督と話をたくさん交わしながらキャラクターをつくっていきました。「ドリーム」は、イ監督だけのジャンルとリズムをそのまま感じたくて参加したので、しっかりついていこうという気持ちが強かったです」
 ―2024年1月に日本でも公開される映画「コンクリート・ユートピア」は、大地震で廃虚と化したソウルを舞台にした災害ホラー作です。出演を決めた理由と、見どころは。
 「これまで私が演じてきた役とは雰囲気が異なり、多くの感情の変化を表現できる人物なので興味深かったです。また、もともと俳優のイ・ビョンホン先輩(「ドリーム」の監督とは同姓同名の別人)のファンだったので、一緒に仕事をしたい気持ちも大きかったです。同作は極限の状況下で多様な人間群像を見せながら、『私ならどうしただろうか』と考えさせる映画です。単に鑑賞することを超え、さまざまな話ができる良い時間を作ってくれる作品になると思います」


パク・ソジュンさん(awesome.ent提供)

 ―今後の目標は。
 「現状に安住せず常に挑戦的な選択をするのが俳優としての目標であり夢です。少しでも新しい姿をお見せできるのが何なのかを考えながら、私を充実させていきたいです。それでこそ俳優として成長でき、この仕事を長く続けられると思います」
 ―最後に、日本のファンに一言、メッセージをお願いします。
 「いつも応援してくださるファンの皆さまに心から感謝申し上げます。これからも良い作品を通じて多くの方々に楽しい時間をプレゼントできるよう最善を尽くします。映画『コンクリート・ユートピア』にもたくさんの関心を持っていただきたく、近いうちに直接お会いできる日が来ればと思います。その時までご健康に気をつけてください。ありがとうございました!」
   ×   ×   
パク・ソジュン(本名朴勇圭=パク・ヨンギュ) 1988年12月、ソウル生まれ。ソウル芸術大で演技を学ぶ。2014年の「魔女の恋愛」でヒロインと恋に落ちる年下男子を演じて人気を高め、「キム秘書はいったい、なぜ?」など多くのドラマや映画で活躍。世界的にブームとなった主演ドラマ「梨泰院クラス」は、「いがぐり頭」の髪形も話題となり、日本でもリメークされた。大地震で廃虚化したソウルを描いた映画「コンクリート・ユートピア」が2024年1月、日本で公開予定。

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