「ハラスメントへの認識が世間と違う」経営トップの辞任求める声も…宝塚歌劇団の女性転落死問題 阪急阪神ＨＤ株主総会で厳しい指摘

　宝塚歌劇団の親会社「阪急阪神ホールディングス」の株主総会が開かれ、劇団員の女性が転落死した問題について、経営陣が謝罪しました。出席した株主からは経営トップの辞任を求めるなど、厳しい指摘が相次ぎました。

　宝塚歌劇団を統括する「阪急阪神ホールディングス」の株主総会が１４日大阪市内で開かれ、２０００人あまりの株主が出席しました。

（株主・大阪府４０代）

「宝塚の問題ですよね。経営陣が交代するぐらいのかなと思ってたんですけど、それもないですし」

　冒頭の挨拶で角和夫会長は、去年９月に劇団員の女性が死亡した問題について「ご心配をおかけしていることおわび申し上げます」と謝罪しました。経営陣らは歌劇団に対するガバナンス強化をし、再発防止に全力で取り組むとしています。

　一方株主からは、「改革を進めるために角会長は退任して組織を一新すべき」「ハラスメントに対する認識が世間と違う」といった厳しい声が上がりました。