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最初は「助けてあげたい」・・・最後は「ほとんど脅し」 約1600万円だまし取られた”ロマンス詐欺”被害者が実態告白 逮捕の27歳男は他の女性からも詐取か

ABCニュース / 2024年7月18日 18時57分

 恋愛感情を利用して金をだましとる「ロマンス詐欺」の被害者が実態を語りました。

【被害者】

「好きな気持ちはあったので、助けてあげたいなと」

「なんで貸してしまったんやろうと」

 奈良県内に住む女性(30代)はおととし12月、マッチングアプリで知り合った男とメッセージのやりとりをするようになりました。

 女性が好意を抱くようになった頃、男から「親に借金を背負わされた」などと金を求められるようになり、10ヵ月の間に、現金や電子マネーあわせて1600万円あまりをだまし取られました。その間、男とは一度も会っていないということです。

【被害者】

「(経済的に)余裕もあったので、ちょっとくらいという気持ち」

「『貸さないと死んだ方がましや』とか」

「『仕事場に連絡する』とか『親にも連絡するぞ』とか」

「ほとんど脅しでした」

 女性は警察に相談し、10日に黒野輝紀容疑者(27)が逮捕されました。「だまし取った金はすべてギャンブルなどに使い切っており残っていません」と話しているということです。

 女性は1000万円以上の預金をすべて崩した上に、消費者金融からも借金をさせられていました。

【被害者】

「副業もしながら返している」

「体力的にもきついし、睡眠時間が削られるので仕事中、眠たい時もあります」

 黒野容疑者は5月にもマッチングアプリで知り合った女性(20代)から現金をだまし取ったとして逮捕されている他、口座には他にも10人以上の女性から金が振り込まれていたということです。

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