危険な暑さ対策に“前腕冷却” アスリートも実践する熱中症予防法

　次々と梅雨明けも発表され、夏休みムードが高まってくる一方、熱中症に警戒が必要な日々も始まります。「山へ行こう」「海へ行こう」と気軽にお出かけするわけにはいきません。

　きょう１９日の大阪の最高気温は３５．２℃で、１１日ぶりに猛暑日となりました。奈良や京都も３６℃超え。当初はくもりの予想だった豊岡も、梅雨前線の下がりが鈍く３７．５℃まで上がって危険な暑さとなりました。

　さらに近畿の広い範囲で「熱中症警戒アラート」も出ています。この後も危険な蒸し暑さが続きます。屋外では決して無理な行動をしないようにしてください。

　きょうは、夏休みにお出かけするみなさんへ、「newsおかえり」お天気キャスターの岡雄介・気象予報士が暑さ対策の“コツ”、アスリートたちも実践しているという暑さ対策を紹介します。

（岡さん）「三好さん、『前腕冷却』って聞いたことありますか？」

（お天気リポーター・三好莉央さん）「初めて聞きますね」

（岡さん）「まずは水を張ったクーラーボックスを用意します。ここに氷を入れまして、もう指先から肘まで一気につける・・・あ～気持ちいい！！！」「かなり外は暑いんですけれど、腕をつけた瞬間に一気に体温がグッと下がるような感覚があって涼しさを感じます」

　ただ、キャンプでもない限りクーラーボックスを簡単に用意できませんよね。そういう場合は、凍らせたペットボトルを握って手のひらを冷やすだけでも、効果的に体温を下げることができると言われています。

　危険な暑さと背中合わせの夏休み。開放感に浮かれることなく、皆さんしっかりと暑さ対策をとるようにしてください。“前腕冷却”、ぜひ試してみてください。