告発文書で「療養中」と記載の兵庫県職員死亡 阪神・オリックスの優勝パレードで寄付金集めを担当 斎藤知事の疑惑めぐり２例目

　兵庫県の斎藤知事に対する告発文書の中で、「優勝パレードへの対応で体調を崩し、療養中」とされていた職員が、４月に死亡していたことが分かりました。

　兵庫県は２３日、職員向けに去年１１月のプロ野球・阪神と、オリックスの優勝パレードを担当した元課長の男性が４月に死亡したと発表しました。

　元課長は、企業からの寄付金集めなどを担当していて、３月に作成された告発文書では「体調を崩し、療養中」と記載されていました。

　兵庫県の斎藤知事はこれまで、「個人情報保護」を理由に、この件に言及して来ませんでした。

　（Ｑ．亡くなったのは４月。３カ月経っていますが？）

　（斎藤知事）「（公表していなかったのは）ご家族のご意向ですね」

　この問題では、告発文書を作成した元局長も７日に死亡していて、自殺とみられています。