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心臓内に空気混入 手術誤り男児に重度の後遺症 脳梗塞を発症 現在も自力で歩けず 兵庫県立こども病院

ABCニュース / 2024年7月25日 19時12分

 手術で誤って心臓内に空気が混入、男の子に重度の後遺症が残りました。

 神戸市に住む男の子(10歳未満)は去年5月、兵庫県立こども病院で使える心室が1つしかない心臓に対して、静脈と肺動脈をつなげ血流の循環を正常に戻すことを目的とした「開窓フォンタン手術」を受けました。

 病院によりますと、手術の中で過って心臓内に空気が入り込み、空気が脳に達したため、男の子は手術後、脳梗塞を発症しました。

 処置やリハビリを受け、回復は見られていますが、男の子は現在も自力で歩けないなど重い後遺症が残っています。

 病院は今後、空気混入に関して継続的にモニタリングを実施したり、手術手順を見直したりするなど、再発防止に努めるとしています。

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