「過重労働で適応障害」月85~165時間超の時間外労働 40代中学校教師の訴え認める 府と市に220万円の賠償 大阪地裁
ABCニュース / 2024年8月9日 15時58分
東大阪市立中学校の教師が授業の準備などで長時間労働が続き、適応障害を発症し休職を余儀なくされたとして、大阪府と東大阪市に損害賠償を求めた裁判で、大阪地裁は9日、府と市に220万円の賠償を命じる判決を言い渡しました。
男性教師(43)は2019年、東大阪市の中学校に赴任。理科の授業を担当したほか、学年主任や進路指導主事、部活動の顧問などを兼任していました。
2021年11月に適応障害と診断され、その後、休職。「校長に業務負担の軽減を求めたが、改善されなかった」として府と東大阪市に330万円の損害賠償を求める訴えを起こしていました。
判決によりますと、適応障害と診断される直前6か月の時間外労働は月85~165時間超に上っていましたが、産業医による健康相談は受けていませんでした。
9日の判決で大阪地裁は、「学校側は勤務時間や負担の増加を認識できたが、具体的な措置をとらずに従来通り業務を続行するよう指示した」と指摘。
適応障害の発症について「公務に起因していると認められる」と判断し、府と市に220万円の支払いを命じました。
この記事に関連するニュース
-
残業月200時間超の「ブラック職場」 教員の労働実態明らかに
毎日新聞 / 2024年8月9日 20時40分
-
教諭の過重労働に対策講じず 東大阪市などに賠償命令 大阪地裁
毎日新聞 / 2024年8月9日 20時34分
-
学校の美術室にエアコン要望を”妨害され適応障害”元教諭の訴えを棄却 署名活動について大阪地裁は「保護者や生徒に困惑や負担感を生じうる」
MBSニュース / 2024年8月9日 19時55分
-
時間外勤務は『平均で月に約140時間』 中学校の教諭が長時間労働でうつ病など発症し休職…賠償求めた裁判で勝訴「良い方向に向かっていく1つのきっかけになれば」
MBSニュース / 2024年8月9日 18時10分
-
教員の過重労働、自治体側に賠償命令 明らかになった「過労死ライン超えでも放置」の実情
産経ニュース / 2024年8月9日 17時20分
ランキング
-
1教員の過重労働、自治体側に賠償命令 明らかになった「過労死ライン超えでも放置」の実情
産経ニュース / 2024年8月9日 17時20分
-
2チョコザップ"24時間”、実際は時間制限 ライザップに措置命令
毎日新聞 / 2024年8月9日 15時6分
-
3厚木市などで震度5弱 この地震による津波の心配なし
日テレNEWS NNN / 2024年8月9日 20時1分
-
4南海トラフ地震の虚偽情報続々、政府が注意喚起 過去の災害時にもデマが流布
産経ニュース / 2024年8月9日 14時13分
-
5【宮内庁がコメント】佳子さまが初登場した公式インスタ、顔を近づけていた“男性”の正体
NEWSポストセブン / 2024年8月8日 7時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)