強制労働の朝鮮人ら５４９人犠牲 「浮島丸」原因不明の爆発から７９年 京都・舞鶴市で追悼集会

　７９年前のきょう２４日、舞鶴湾で輸送船が爆発し、朝鮮人労働者らが多数死亡した「浮島丸事件」を追悼する集会がありました。

　１９４５年８月２４日、青森県を出発して釜山に向かっていた旧日本軍の「浮島丸」が、舞鶴湾で原因不明の爆発を起こして沈没、強制労働で日本に来ていた朝鮮半島出身者ら５４９人が犠牲になりました。

　追悼集会では、駐大阪韓国総領事館や京都府などから花が手向けられました。

（浮島丸殉難者を追悼する会・品田茂会長）

「犠牲者の皆様に心より哀悼の意を表します」

　参列者は集会の最後に舞鶴湾に花を投げ入れ、犠牲者の冥福を祈り、平和を守る決意を新たにしていました。