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「医者を信頼して、一生懸命治療してくれると信じていた」両親が5700万円賠償求め提訴 精神科病院で男性がパンをのどに詰め窒息死 2年間隔離室に入院

ABCニュース / 2024年8月26日 17時3分

 兵庫県明石市の精神科病院に入院していた当時50歳の男性が死亡したのは、病院が見守りや巡回を怠ったのが原因だとして、両親が約5700万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。

 訴えによりますと、初田竹重さん(当時50歳)は2019年、統合失調症のため、精神科病院の「明石土山病院」に入院しました。

 初田さんは入院直後から約2年間にわたり、外から施錠ができる隔離室で入院をしていましたが2021年4月、隔離室で朝食のパンをのどに詰めて窒息死しているのが見つかりました。

 初田さんの両親は、病院が食事の際の見守りや巡回を怠ったなどとして、5683万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。

 26日の会見で両親は、「医者を信頼して一生懸命治療をしてくれていると信じていた。息子の気持ちになったら胸が張り裂ける。今後このような人を出してほしくない」と話しました。

 明石土山病院は取材に対し、「一切お答えすることはできません」とコメントしています。

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