死者行方不明者８８人 紀伊半島大水害から１３年 和歌山・奈良の各地で犠牲者追悼

　２０１１年９月の台風の影響で死者行方不明者８８人が出た紀伊半島での大水害から４日で１３年が経ちました。

　和歌山県那智勝浦町では土砂崩れで犠牲者が出た時刻と同じ午前１時ごろ、遺族らがキャンドル型のライトを点灯して犠牲者を追悼しました。

　１３年前の９月４日、那智勝浦町では那智川の氾濫や土砂崩れが発生し、２９人の住民が犠牲になりました。

　新宮市では和歌山県と三重県の間を流れる熊野川が氾濫し、１４人が犠牲になっています。

　犠牲者の名前が入った慰霊碑の前で市長ら関係者が花を手向け、犠牲者を追悼しました。

　また奈良県五條市では、山が岩盤ごと崩れる深層崩壊が発生し、８人が死亡、３人が行方不明になっていて、慰霊碑の前で市長らが犠牲者に黙祷しました。