「知事から告発者を徹底的に調べてくれ」と指示 公益通報について片山元副知事が証言 兵庫県・斎藤知事めぐる告発文書

　兵庫県の斎藤知事を告発した文書の調査を行う百条委員会に、元副知事が出頭し「知事から告発者を徹底的に調べてくれ」と指示があったと証言しました。

　元副知事への証人尋問は弁護士同席で行われ「はい」「いいえ」ではっきり答えられるような一問一答形式で尋問が続いています。

　６日始まった百条委員会には、午前１０時からは片山安孝元副知事が出頭し、西播磨県民局長が作成した告発文書について知事から「告発者を徹底的に調べてくれ」と指示があったことを明らかにしました。

（片山前副知事）「（知事が告発文書について）急ぎ調べてくれと。その内容、現物を見せてもらった。調べるという行為は私の方でやれという事だったと思うので、（知事が）指示をしていたのは間違いない」

　６日午後からは先月３０日にパワハラ疑惑でも出頭した斎藤知事が再び証人として出頭します。

　知事は６日朝、取材に答えました。

（斎藤知事）「百条委員会は大事な場面なので答えられることをしっかり答えていく」

　１９日には兵庫県議会の９月議会が始まり、斎藤知事に対する不信任決議案が複数の会派から提出される見込みとなっていて、斎藤知事の発言に注目が集まっています。