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殺人罪に問われた元妻「私は無罪です」 弁護側は犯人性など争う姿勢 “紀州のドン・ファン”殺害事件 検察側「被告が『完全犯罪』とネットで検索」

ABCニュース / 2024年9月12日 18時58分

 紀州のドンファンと呼ばれた資産家の殺害事件で、殺人などの罪に問われた元妻の裁判が始まりました。元妻は法廷で「私は殺していない」と無罪を主張しました。

 和歌山地裁にできた長い列。わずか47席の傍聴券を求め約170人が詰めかけました。

(傍聴券を求める人)

「紀州のドン・ファンと言われた方がどうして亡くなったのか。他殺なのか事故なのか。真実を知りたい。(被告の)表情をうかがって、どういう態度を見せるのか注目したい」

「(裁判員は)少ない証拠と証人の証言だけで、本当に有罪にしていいのか相当悩むと思う。難しい裁判になるだろうな」

 須藤被告の逮捕から約3年、12日に開かれた初公判。黒いワンピースにマスクを着用し入廷した須藤被告ですが、証言台に座った際にはマスクを外し小さな声でこう述べました。

(須藤早貴被告)「私は殺していませんし、覚醒剤を摂取させたこともありません。私は無罪です」

 起訴内容を否認。弁護側は被告が犯人であるかどうかや第三者が飲ませた可能性がないかなどについて争う姿勢を示しました。

 一方で…。

(検察)「被告が財産目当てで結婚し、莫大な遺産を得るため、致死量の覚醒剤を摂取させ殺害した」

 また検察は、須藤被告が野崎さんに離婚届を見せられた頃から「完全犯罪」「覚醒剤過剰摂取」などとインターネットで検索していたと説明。その間に密売人と連絡を取り、致死量を超える覚醒剤とみられるものを入手したと指摘しました。

 さらに「(野崎さんは)死亡直前まで将来の予定に関する言動があり、自殺の動機が見当たらない。覚醒剤の使用歴もなく、覚醒剤を入手した形跡もない」として、自殺や事故の可能性について否定しました。

 裁判は今後25回の審理日程が組まれ、12月12日に判決が言い渡される予定です。

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