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阪神・藤川球児新監督「戦力に絶対的な自信」「厳しい声は全然大丈夫」 キャンプ地で独占インタビュー

ABCニュース / 2024年11月1日 18時39分

 阪神タイガースの秋季キャンプが、1日から高知県安芸市で始まりました。現地で取材しているABCテレビの横山太一アナウンサーが、藤川球児新監督に来シーズンの意気込みなどを聞きました。

──地元・高知でのキャンプ。初日の思いは?

 雨の中でしたが、選手たちにも笑顔があり、集中力高くやってくれたので満足しています。

──秋季キャンプのテーマは「没頭」。込められた意味合いは?

 

 監督になって、”わかりやすいメッセージ”を何か伝えなければと考えて、浮かんだ言葉でつくりました。

──きょうからチーム内「全面禁煙」なぜ?

 来年3月に、新しい2軍球場ができます。その施設を次世代のことも考えて、全面禁煙としました。僕自身、アメリカでの経験もありますが、ほとんど吸える場所がないのが普通でした。そういうことで、全面禁煙をお願いをしました。

──ご自身の経験から、禁煙の効果は感じる?

 禁煙すると、その時間に本を読んだり、「次何しようかな」と考えられるようになります。それを若い世代にも残しておきたいというのがありました。「次の一歩」を見つける時間にしてほしいです。もともとたばこを吸わない人には、たぶんわからないと思いますが。

──今回、ヘッドコーチを置いていないのは?

 ほとんどのコーチが、僕より年齢が上です。なので、さらにヘッドコーチを置いてしまうと、僕に意見が通らなくなってしまう。僕が何をしなくもよくなって…これは、自分の責任をもらわなさすぎかなと思いまして。

──”批判の声”も受け止める?

 そうですね。やっぱりタイガースで育ってきた選手なので、厳しい声は大丈夫です。どうぞいくらでも言ってください。ただ、どれだけ言われても、最後は最高のゴールテープを切りたいですよね。

──ドラフト1位・伊原陵人投手について

 僕としては、金丸投手か伊原投手の2人に絞っていて。伊原投手はストレートの回転数が2600回転を超えてくるので、そこをスカウトの皆さんが最初にポンと挙げてたので、「だったら、いきましょう」と。スカウトの方が(伊原投手を)高校生のときから見ていましたが、社会人になってからも球速が上がっていて。社会人までやったことで、掴んだんでしょうね。

──目指していく野球の方向性は?

 10対8の試合もあれば、1対0の試合もあるので、とにかく「粘り強く」。10点取られても。諦めず守りに行きながら攻撃陣の反撃を待つ。8点取ったとしても、取られるかもしれないと思いながらゲームを進めることが、僕がすることかなと思います。いろんなケースを考えてゲームに臨むとは思うんですけど、たくさんのOBの方がいて、ときには叱咤激励で気づくこともあるので、どんどん言ってもらって、僕自身強くなっていきたいですね。

──選手との距離感は?

 来年は、距離を置きますね。1軍で戦うメンバーやポジションに数の限りがある。競争が始まる段階では、コーチに選手とのコミュニケーションをお願いして、僕はたぶん1人になると思います。

──岡田前監督に近いような雰囲気を出す?

 

 あの雰囲気が正解なんだと思います。野球選手にとって会話は、時に「本当ではないこと」があるので。

選手に「使う」と言って、使わなかったりする。だから、会話は減るかもしれないですね。

──就任会見で「ベテランを強化する」としたが、ベテランに対しても数字を求める?

 岡田監督という素晴らしいリーダーシップを持った監督から、距離の近い藤川球児という監督に変わる。僕からしたら一緒にプレーした選手たちです。その点で「やりやすい」と思ってしまったら困るので、あえて少し強めのメッセージを出しました。これが本音なのかというのは、ここでは言いませんが。

──JFKのような「勝利の方程式」は作りたい?

 ある方が絶対戦いやすいです。おそらく4月5月は様子を見ながら6月ぐらいに固まってきて、夏場以降戦うというのがリリーフのモットーです。ただ、攻撃陣の方も新戦力を見なければならないので、たくさんのコーチ・スタッフの力を借りながら、決断したいと思います。

──ファンから”第二の藤川球児”を待ち望む声があるが、可能性を感じる投手は?

 ”可能性がある選手”なら何人もいます。ただ、それを続けられるかどうかっていうのは、難しいですよね。長く活躍できるために、このキャンプで粗を削りながら、素晴らしい素材を最高のプレーヤーに変えるというのが、僕の役割かなと思っています。

──キャンプの始まりに「優勝奪還」と目標を掲げていたが、ファンも期待していると思います。そこに向けたメッセージを。

 なぜ「優勝奪還」と言えたかというと、「自分へのプレッシャー」です。まず、もともと自分たちが持ってる選手たちの力があります。それに若い選手たちの力をさらに引き上げて、それで勝てなかったら僕の責任です。去年日本一のチームで、今年も最後まで追い上げをした、すごい戦力を持っています。僕はこれに絶対的な自信を持ってます。やります!

(『newsおかえり』2024年11月1日放送分より)

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