他人のクレカで不正購入 新幹線チケットを買い取り販売か 金券ショップ店長を逮捕 会社ぐるみの可能性も含め捜査 大阪

　盗まれた新幹線のチケットと知りながら買い取って販売をしたとして、金券ショップ店長の男が逮捕されました。

　盗品等有償譲受けの疑いなどで逮捕されたのは、大阪市北区の金券ショップ「チケットジャパン大阪駅前第３ビル店」の店長、風呂美弘容疑者（６１）です。

　風呂容疑者は４月、他人のクレジットカード情報を不正に利用して購入された新幹線チケットと知りながら、すでに逮捕されている男らからチケット計２６３枚（販売価格約３６２万円）を約２２７万円で買い取るなどした疑いがもたれています。

　風呂容疑者は、警察の調べに対し「間違いありません」と容疑を認めているということです。

　警察によりますと、風呂容疑者はチケットを売りに来た男とＳＮＳ上で買い取り条件などについて連絡をしていたということで、風呂容疑者が他にも去年２月から今年４月の間、正規の購入価格約３億円分にあたる約２万４０００枚を少なくとも計１億８０００万円で買い取っていたとみられています。

　風呂容疑者が店長の他に運営会社の役職に就いていたことなどから、警察は会社ぐるみの犯行だった可能性も含めて捜査を進めています。

　買い取りを依頼するなどした男ら４人については、すでに窃盗の疑いで逮捕・送検されています。