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神戸・垂水沖で見つかったクジラの死骸 3年間埋設し「骨格標本」に 費用は補助金を活用する方針

ABCニュース / 2024年11月15日 17時34分

 神戸市垂水区の沖合で先月30日に見つかったクジラの死骸について、神戸市は約3年間、土に埋めて「骨格標本」にすると発表しました。

 クジラの死骸は先月30日、神戸海上保安部が確保・曳航し、今月1日からは緊急措置として神戸沖埋立処分場に陸揚げされていました。7日までに「日本鯨類研究所」の研究員らが調査を行い、クジラはヒゲクジラ類の一種と推定され、体長約14m、重さ約13tのメスと判明しました。

 神戸市によりますと、国内の研究機関からクジラを「骨格標本」として活用したいという申し出があったということです。「骨格標本」を採取するためには、土の中に約3年間、埋設する必要があるといい、市は処分場の管理者の許可を得て、場内でクジラを土に埋めることを決めました。

 神戸市は、クジラの陸揚げなどこれまでにかかった約1千万円の経費や死骸を土に埋める費用(金額未定)について、水産庁の補助金事業を活用したい考えです。

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