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オルゴール堂で“パタハラ”か 育児のため夜間業務の制限申請した男性社員 降格などの取り消し求め提訴

ABCニュース / 2024年11月20日 16時5分

 北海道や京都など、各地の観光地で店舗を展開する「オルゴール堂」で、育児のため夜間業務の制限を申請した男性社員が、降格や子会社への転籍など、男性の父性(パタニティ)に対するハラスメント=「パタハラ」を受けたとして、会社に対し降格・転籍の取り消しや慰謝料などを求める訴えを起こしました。

 起訴状などによりますと、京都市内に住む30代の男性はおととし、勤め先の「オルゴール堂ホールディングス(HD)」の社内規定に基づき、育児などのため、深夜業務の制限を申し出ました。

 申請後、男性は上司から降格を告げられ、さらに「関係各部署に混乱を引き起こした」などとして始末書を提出させられたということです。

 また、男性は会社側から、子会社転籍の同意書にサインするよう強いられたとも主張しています。

 男性は精神障害を発症し、一時休職を余儀なくされましたが、現在は復職しているということです。

 男性は、会社側の一連の対応はパタハラにあたり、違法だとして、地位確認(降格や転籍の取り消し)や、慰謝料など計約1390万円を求め、20日訴えを起こしました。

 男性は提訴後の会見で「一連のハラスメント行為が、私自身、とてもつらい経験になってしまった。(会社側に)どう対抗していいかが分からず、苦しんだ1年半だったと思います」と話しています。

 オルゴール堂HDは「訴状等が届いていないので、お答えは致しかねます」とコメントしています。

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