クジラの「淀ちゃん」処理問題きっかけに…公正契約マニュアル違反が発覚 事業者らとの「会食・パーティー」など２８件の事案 大阪港湾局

　クジラの処理問題をきっかけに公正な契約に反する行為が明らかになりました。

　大阪港湾局は、大阪湾に迷い込み死んだクジラ「淀ちゃん」の処理を巡り、委託業者らと会食するなど大阪市の「公正契約職務執行マニュアル」に反する行為があったことを受け、２０２４年８月から９月にかけて、職員ら４０２人に聞き取り調査を行いました。

　その結果、２０２２年からの約２年間にマニュアルに違反または違反の可能性のある事案が２８件確認されたということです。

　大阪港湾局によりますと、このうち最も多かったのが大阪港を利用する事業者らとの「会食やパーティー」の１７件で、上司の了承なく事業者の新年会や祝賀会などに参加した例があったということです。

　大阪港湾局は「今回把握した事例を基に、再発防止に向けたルールを徹底していきたい」としています。