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カイロス2号機は「ノズルの駆動制御に異常」で飛行中断 安全装置作動し自爆、太平洋上に落下か ミッション達成ならず

ABCニュース / 2024年12月18日 19時39分

 打ち上げ後、飛行中断措置が取られた民間ロケット「カイロス」について、運営会社は「ノズルの駆動制御に異常があった」と説明しました。

 (スペースワン遠藤守取締役)「1段目のノズルの駆動制御に異常が発生している」、「飛行経路の設定していた限界線を超えて、飛行中断が行われた」

 宇宙ベンチャー企業「スペースワン」は、18日午前11時に和歌山県串本町の発射場から小型ロケット「カイロス2号機」を打ち上げましたが、3分7秒後に飛行が中断されました。

 スペースワンによりますと、打ち上げから1分20秒後に、ロケット1段目の噴射装置である「ノズル」の駆動制御に異常があり、姿勢が崩れて飛ぶ方向が想定よりずれてしまい、安全装置が作動して自ら爆発したということです。

 機体は太平洋上に落下したとみられ、被害などは確認されていません。

 ロケットは高度約110キロの宇宙空間までは到達していました。

 スペースワンは人工衛星を高度500キロの軌道に乗せることを目指していましたが、達成されませんでした。

 今後、飛行経路がずれた原因を詳しく調べて、3号機の打ち上げに役立てたいとしています。

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