北陸新幹線で自動運転の走行試験 車両速度の「ばらつき」なくなり、省エネ効果も ２０２９年度に金沢～敦賀で導入したい考え

　ＪＲ西日本とＪＲ東日本は、北陸新幹線で自動運転の走行試験を実施し、報道陣に公開しました。

　両社が共同で開発しているシステムでは、運転士がボタンを押すと発車して、ダイヤに沿って自動で速度を制御し、駅に停車します。

　運転士がホーム上の安全確認などにより集中できるほか、加減速の際に車両速度の「ばらつき」がなくなり、電力消費量を削減できる省エネ効果にもつながるとしています。運転士は常に乗務し、非常時には緊急停止の操作や乗客の避難誘導をします。

　ＪＲ西日本は、北陸新幹線の金沢～敦賀間で２０２９年度に自動運転を導入したい考えです。