神戸市の住宅で３人の遺体 住人の男性が首つり ２人の遺体の近くに血の付いたハンマー

　２日午後、神戸市の住宅で男女３人の遺体が見つかりました。男性１人は、首を吊った状態で死亡していて、警察は、３人の間に何らかのトラブルがあったとみて捜査しています。

　２日午後５時２０分ごろ、男性から「昼ごろから弟の家で話し合いをしている妻と息子と連絡が付かない」と１１０番通報がありました。

　警察によりますと、午後６時１０分ごろ、神戸市西区竹の台１丁目の住宅に警察官が駆けつけ、鍵のかかった家の中に入ったところ、この家に一人で住む通報者の弟（６４）が２階の廊下の手すりにロープをくくりつけ、首を吊った状態で死亡しているのを見つけました。

　また、１階の和室で通報者の妻（６２）と息子（２７）の２人が頭から血を流し、倒れて死亡していました。

　近くには血がついたハンマーが落ちていて、室内には争ったような形跡があったということです。

　警察は、通報者の弟が２人を殺害した可能性もあるとみて、捜査しています。