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重機事故で亡くなった難聴の小学生の「逸失利益」めぐる裁判 きょう20日午後に2審判決 1審の大阪地裁は障害を理由に「平均賃金の85%」と判断

ABCニュース / 2025年1月20日 12時48分

 重機にひかれ亡くなった聴覚障害のある小学生の将来得られたはずの収入、「逸失利益」が争われている裁判の2審判決が、午後に大阪高裁で言い渡されます。

 難聴の障害があった井出安優香さん(当時11歳)は2018年、大阪市生野区で歩道を暴走してきた重機にはねられ死亡しました。

 遺族は運転手らを相手に損害賠償を求める訴えを起こし、1審は安優香さんの障害を理由に将来得られたはずの収入「逸失利益」を「全労働者の平均賃金の85%」と判断し、健常者と同程度を求める遺族側が控訴しました。

 2審で運転手側は「職場で音声以外によるコミュニケーションをとる配慮は行き届いておらず、賃金の差は前提とせざるを得ない」として、控訴の棄却を求めています。

 判決は午後2時に言い渡されます。

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