大阪府、性暴力被害者を支援するＮＰＯ法人に前年度比３倍の予算計上へ 大阪市内に新拠点を整備する方向で調整

　性暴力の被害者救済支援事業について、大阪府は２０２５年度の当初予算案に、２０２４年度の約３倍となる約６０００万円を計上する方針を固めたことがわかりました。

　現在、大阪府の補助を受け被害者支援事業を行うＮＰＯ法人「性暴力救援センター大阪ＳＡＣＨＩＣＯ」は、松原市の民間病院内を拠点に活動していますが、病院への負担が大きく退去を求められてます。

　そのため、府議会に存続を訴える請願書が提出されるなど（その後、議会では不採択に）、活動への支援を求める声があがっていました。

　こうした状況を受け、大阪府は事業継続のために事業の委託方式へと切り替え、２５年度当初予算案に運営委託費用として約４０００万円、新たな拠点の整備費用などとして約２０００万円の、合計約６０００万円を計上する方針だということです。

　新たな拠点は大阪市内に整備する方向で調整しています。