デリヘルで働かせ、売り上げの１０～２０％を受け取り ホストクラブの女性客を紹介した疑いでスカウトら逮捕

　大阪市北区のホストクラブ店で売掛金を支払えない客の女性をデリバリーヘルス（派遣型風俗店）に紹介し、働かせたとして、ホストやスカウトの男ら５人が逮捕されました。

　職業安定法違反の疑い（有害業務の職業紹介）で逮捕されたのは、大阪市中央区の自称プロダクション会社「ＢＡＮＤＥ」の代表取締役社長・朴大介容疑者（３０）と大阪市北区のホストクラブ「Ｈａｔｃｈ　ＯＳＡＫＡ」に所属していたホストの拾井大翔容疑者（２１）、スカウトの松田拓也容疑者（２８）ら男５人です。

　５人はおととし６月、２０代の女性客に約１００万円の売掛金を作らせ、広島県東広島市にある性風俗店に従業員として紹介し、働かせるなどした疑いが持たれています。警察の調べに対し、５人は「弁護士と話します」などと話しているということです。

　警察によりますと、ホストの拾井容疑者がスカウトの松田容疑者に女性客を引き合わせていたということです。朴容疑者は性風俗店の紹介役を担っていました。

　朴容疑者らは被害女性が１日に売り上げた５～７万円の１０～２０％を性風俗店から紹介料として受け取って分配し、残りは売掛金の返済に充てられたということです。

　女性客は、ほかにも埼玉や岐阜など複数のデリヘルの紹介を受けていました。

　警察は他にも余罪があるとみて調べています。