岸和田市議選 前職２２人・新人２人が当選 「市長の不信任」再決議の可能性高まる

議会から不信任決議を受けた市長が議会を解散したことに伴う大阪府岸和田市の市議会議員選挙が２日投開票され、前職２２人と新人２人が当選を決めました。

議会の構成に大きな変更はなく、再び市長の不信任案が提出されれば、可決される可能性が高いとみられます。

今回の市議選には、定数２４人に対し２９人が立候補しました。投票率は４０．２３％で、前回２０２３年の選挙を１．５９ポイント上回りました。

岸和田市の永野耕平市長は、女性との性的関係をめぐり提訴され、解決金の支払いなどで女性と和解しましたが、議会は「説明責任を果たしていない」などとして去年１２月、市長への不信任決議を可決しました。

これに対し市長は、「不信任決議には大義がない」などとして議会を解散しました。今回の選挙戦は、議会の不信任決議をめぐる対応と、市長の議会解散が争点になりました。

１２月の市議会で不信任決議に賛成した２０人は今回も立候補し、いずれも当選を果たしました。

今後、市議会で再び不信任決議案が可決された場合、市長は失職します。