洋上風力発電の低コスト化に向け 国の研究機関が風車の浮体式での実証実験を行う海域に由利本荘市とにかほ市沖を採択
ABS秋田放送 / 2024年6月11日 19時1分
洋上風力発電をめぐり、低コスト化を目指して、国などが風車を海に浮かべる浮体式での実証事業を行う海域に由利本荘市とにかほ市の沖合が採択されました。採択を受けて佐竹知事は「県内企業が実証段階から参画できるよう積極的に取り組んでいく」とコメントしています。
浮体式洋上風力発電は深さのある海域でも設置できるメリットがあり、技術開発が急がれています。
こうした中、国の研究機関、NEDO「新エネルギー・産業技術総合開発機構」は、総額2兆円にのぼる「グリーンイノベーション基金」を創設。6年後の2030年までに浮体式での洋上風力発電のコストを低減し、商用化することを目指しています。
そのための実証事業に全国4つの海域が候補に挙がる中、秋田県南部沖と愛知県沖の2か所が選ばれました。
秋田県南部沖は由利本荘市とにかほ市の沿岸から20キロから30キロの沖合で、水深は約400メートルの海域です。
計画では出力15メガワットの風車2基設置し2029年秋ごろの運転開始を目指します。
実証事業を行うのは、東京に本社を置く商社丸紅を中心にした共同企業体です。
丸紅は秋田港と能代港で日本で初めての商用運転となった大型洋上風力発電事業も手掛けています。
部品の製造やメンテナンスなど大きな経済効果も見込める浮体式での実証事業。
秋田県南部沖で採択されたことについて佐竹知事は「将来の商業運転段階における経済効果の最大化を目指し、県内企業が実証段階から参画できるよう積極的に取り組んでいく」とコメントしています。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
フィデアHD 電力の小売り事業へ
ABS秋田放送 / 2024年6月22日 11時45分
-
県内企業 社長の平均年齢は全国最高
ABS秋田放送 / 2024年6月16日 11時53分
-
体調不良で延期となっていた知事会見開催 穂積秋田市長の八橋地区への新スタジアム案について佐竹知事は「一定の支援」を表明も県の負担増は容認しない考え示す
ABS秋田放送 / 2024年6月12日 19時21分
-
NEDOグリーンイノベーション基金事業 /浮体式洋上風力実証事業の採択決定について
PR TIMES / 2024年6月12日 10時15分
-
秋田と愛知で浮体式洋上風力実証 経産省、事業体も公募で選定
共同通信 / 2024年6月11日 20時12分
ランキング
-
120年ぶりの新紙幣に期待と困惑 “完全キャッシュレス”に移行の店舗も
日テレNEWS NNN / 2024年7月2日 22時4分
-
2小田急線「都会にある秘境駅」が利用者数の最下位から脱出!超巨大ターミナルから「わずか700m」
乗りものニュース / 2024年7月1日 14時42分
-
3カチンコチンの「天然水ゼリー」が好調 膨大な自販機データから分かってきたこと
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年6月30日 6時30分
-
4「7月3日の新紙幣発行」で消費活動に一部支障も? 新紙幣関連の詐欺・トラブルにも要注意
東洋経済オンライン / 2024年7月2日 8時30分
-
5イオン「トップバリュ」値下げ累計120品目に 「だし香るたこ焼」など新たに32品目
ORICON NEWS / 2024年7月2日 16時26分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)