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【訃報】由利本荘市出身の遠藤章さん 青かびから血液中のコレステロール値を下げる「スタチン」を発見 心血管や脳血管疾患の治療や予防に大きく貢献 90歳

ABS秋田放送 / 2024年6月11日 19時1分

秋田が生んだ偉大な研究者の訃報です。由利本荘市出身でノーベル生理学・医学賞や化学賞の候補者にも名前があがった東京農工大学特別栄誉教授の遠藤章さんが5日に亡くなりました。90歳でした。

旧東由利町、現在の由利本荘市出身の遠藤章さんの名前を一躍高めたのは「スタチン」の発見です。

東北大学を卒業後、製薬会社の研究員だった1973年、青かびから血液中のコレステロール値を下げる物質「スタチン」を見つけ治療薬の開発につなげました。

2008年には、アメリカ医学界の最高栄誉、ラスカー賞を受賞。近年はノーベル賞の候補にも名前が挙がっていました。

遠藤さんの功績を称える顕彰会の佐々田亨三会長は訃報に愕然としたと言います。

遠藤章顕彰会 佐々田亨三会長

「日本よりも世界の方々が遠藤先生をご存じでした。遠藤先生が粘り強く一つひとつ努力してきたこと、自然との関りで常に自然に人間と共生できる、人間と双方向でやりうるそういうものが存在するということを強く広め伝えることができればなと、遠藤先生の業績を通しながらそのように思います」

心筋梗塞や脳卒中の治療や予防に大きな功績を残した遠藤さん。2011年には文化功労者にも選ばれました。

通夜や告別式は近親者ですでに執り行われ後日、有志による故人を偲ぶ会が開かれる予定です。

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