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クマ被害に見舞金支給を検討 秋田県議会

ABS秋田放送 / 2024年6月19日 18時53分

県議会でもクマ被害への対策が議論となりました。県は、クマに襲われてケガをした人などを対象に見舞金を支給する制度の創設を検討する考えを示しました。

県内では去年、クマに襲われるなどしてけがをした人が過去最多の70人にのぼりました。その9割近い61人が市街地や里山など人の生活圏でクマに襲われています。

高橋健議員

「入山禁止エリアに入って被害に遭われた方は当然自己責任となるのでしょうが、市街地や里山で日常生活を送る中で突然被害に遭った方に対しては、何らかの支援があってしかるべきものと思います。」

これに対し県の伊藤真人・生活環境部長は「給付対象の決定にあたり、ケガなどの原因が不可抗力による場合と、本人に一定の責任がある場合で、仕分けをどうするかといった課題がある。」としたうえで、次のように述べました。

伊藤真人 県生活環境部長

「クマによる人身被害を受けた方は、精神的にも肉体的にも大きなダメージを受けることから、他の自治体の事例を参考にしながら、制度の創設について検討してまいります。」

県内では北秋田市がことし4月に、見舞金制度を設けていて、市内で被害に遭った場合に限り「市民が死亡した際は遺族に30万円」「けがをした際は、本人に5万円」が支給されることになっています。

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