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大雨の時期にそなえ能代市の米代川で重点地域を合同視察

ABS秋田放送 / 2024年6月25日 19時15分

秋田を含む東北が梅雨入りし、本格的な雨の季節を迎えました。県内でも毎年のように大雨で川が氾濫するなどしています。大雨の備えとして能代市を流れる米代川の堤防で25日、関係機関が他の場所より低くなっているところなど危険な場所の確認をしました。

国土交通省能代河川国道事務所が梅雨の時期に毎年行っている合同視察。

今年も県や能代市、それに地域住民などで構成される水防団のメンバーが、一緒に堤防の確認を行いました。

能代河川国道事務所 名古屋剛二ツ井出張所長

「堤防があるから安心ということではなくて、災害を経験している場所ですので、大雨の際には皆さん重点的に監視していただくことが必要と思っております」

今回、確認したのは「重要水防箇所」と呼ばれる場所です。

堤防が他の場所より低いところや、支流や水路と米代川との間にある水門など、洪水が発生した場合に危険と想定される場所で、米代川では70か所が設定されています。

去年7月の大雨では、米代川の支流の悪土川が氾濫するなどして、市内で合わせて323棟の住宅が浸水する被害が出ています。

合同視察は危険な場所を事前に共有することで、関係機関同士の連携力強化だけでなく、地域住民への周知を図る狙いもあります。

能代河川国道事務所 小山田等副所長

「危険という意識を共有しながら、避難する場合もあるでしょうし、水防活動に参加することもあるでしょう。そういった点で、みんなで実施しければというふうに思っております」

一方で、川の水が増えた時に農業用水路をいつ、誰が閉じるのかが明確に定まっていないなど、課題も多く残されています。

能代河川国道事務所では、地域との対話を通じて課題を解消しながら、大雨に備えることにしています。

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