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県内広い範囲で雨の影響 10日夜遅くから11日夕方まで再び雨に警戒を

ABS秋田放送 / 2024年7月9日 19時30分

前線や低気圧の影響で県内は大雨となっていて、道路の冠水が相次いだほか、住宅や田んぼが水に浸かる被害も出ています。10日夜遅くから再び雨が強まる見込みで、引き続き土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要です。

8日夜から活発な雨雲が通過した県内。

排水が追い付かず至るところで道路の冠水が相次ぎました。

県南支局 高橋勤 記者

「午前6時の大仙市です。道路から大量の水が流れ込みアンダーパスが冠水しています。」

午前5時までの1時間に44.5ミリの、バケツをひっくり返したような激しい雨が降った大仙市大曲。JR大曲駅のそばを走るアンダーパスが冠水し、大仙市が排水ポンプを使い通行再開に向けて急ピッチで作業を進めています。

大仙市内のアンダーパスは7か所が冠水しました。

浸水被害も出ています。こちらの住宅では近くの水路からあふれた水が床下に流れ込みました。

住人の男性

「やっぱり床上さ上がってくるのが一番心配だもの。寄せなきゃいけなくなる」

雄物川近くの住宅地でも道路が冠水し、ひざ下まで水に浸かりながら歩く人の姿も見られました。

田村修アナ(大仙市協和上淀川)

「この辺も完全に川の水が流れ込んできてしまっています。恐らく田んぼだったと思います」

育ち始めていた稲がすっぽりと埋まってしまっていました。

各地で河川が増水しています。大仙市の福部内川と大沢川、それに由利本荘市の芋川は氾濫危険水位を超えました。

大仙市では1060世帯およそ2300人に大雨警戒レベル4にあたる避難指示を出しています。

また、仙北市では入見内川が避難判断水位に達したため、角館町西長野の293世帯677人に避難指示が出ていましたが現在は解除されています。

由利本荘市の大内地区でも23世帯59人に避難指示が出ています。

午後に再び強まった雨足。12時間で降った雨の量は、大仙市大曲で137.5ミリ由利本荘市で126.5ミリなどとなっています。

これまでに降った雨で県内では土砂災害が発生する恐れが高まっています。

秋田市は午後1時、土砂災害警戒区域に指定されている2万3801世帯、48000人あまりに避難指示を出しました。

土砂災害警戒区域は秋田市のハザードマップで確認することができます。自宅がある場所を確認のうえ、早めの避難を心がけてください。

交通機関にも影響が出ています。午後4時の時点で秋田新幹線は上下線4本が秋田駅と盛岡駅の間で区間運休しました。奥羽線は21本が運休または区間運休したほか、羽越線も8本が運休または区間運休しました。北上線も2本が運休しています。

また、日本海東北自動車道は、仁賀保ICと象潟ICの間が雨のため上下線とも通行止めとなっています。

このあと雨はいったん小康状態となるものの、県内では10日夜遅くから11日にかけて再び雨足が強まる見込みです。

11日夕方までの24時間降水量は多いところで120ミリと予想されています。

気象台は引き続き、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒するよう呼びかけています。

なお、県内に出されていた土砂災害警戒情報は午後6時10分にすべて解除されています

地盤の緩くなっている場所などがありますので、引き続き、最新情報の確認をお願いします

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