知事と大学生が「秋田の可能性」について意見交換
ABS秋田放送 / 2024年7月18日 19時10分
今月10日、佐竹知事と大学生の意見交換会が開かれました。テーマは「秋田の可能性」です。観光や文化、人の温かさ、それに地域の土壌づくりなどについてさまざまな意見が交わされました。
佐竹知事は県政運営に県民の声を反映させようと、就任した2009年から県内の各地域で意見交換会を開いています。
今年の1回目は10日に開かれ、秋田大学や国際教養大学など県内5つの大学の学生と知事が「秋田の可能性」をテーマに意見を交わしました。
秋田大学4年 高橋幸弥さん
「個人に最適化した製品やサービスを提供できる個人・企業・自治体に注目が集まって競争を勝ち抜ける社会になっていくと思っております。」
佐竹知事
「県外資本がいっぱいきてもいい。これを場所貸しにしてはだめ。どんどん入ってくる県外資本に燃料、物品、食料をいかに地元で多く出すか」
国際教養大学4年 近藤雄太さん
「具体的に知事が考える秋田県の個性とか、他と違うポイントってどうお考えですか」
佐竹知事
「歴史や民族文化、これは全部違う。これをどうアピールするか磨きをかけるか」
ノースアジア大学4年 伊藤杏梨さん
「地元の方に価値を気付いてもらって受け入れてもらう。理解してもらうってことが大切なのではないかと感じております。」
県立大学4年 竹内大さん
「形のないものなのでなかなか発信や継承が難しいですけど、人の温かさは、住んでみて初めてわかった」
秋田公立美術大学4年 友杉悠葉さん
「地域の人が意見を言いやすい場、交流する場がなかなかないのがひとつ問題になるので、そういった場所を今後つくりあげていくことが必要になる。そうしたことが観光や内部の魅力の共有、外部に発信する前の土壌づくりにもつながると思います。」
“住んでいて楽しいと思える秋田”の実現には若い世代と意見を交わすことが必要だと述べた佐竹知事。交わされた意見は行政だけでなく地域全体が取り組むべき課題だという認識を示しました。
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