県人口90万人割れに佐竹知事「相当危機感を感じざるを得ない」
ABS秋田放送 / 2024年7月24日 18時29分
7月1日時点の県人口が90万人を割り込み、89万9314人となりました。県人口が80万人台となるのは1920年以来104年ぶりです。佐竹知事は人口減少対策について若者の受け皿となる「経済的基盤の整備が一番」という認識を示しました。
県のまとめによりますと、今月1日時点の県人口は先月から984人減って89万9314人となりました。この1年では1万7,000人余り減少しています。県人口が80万人台となるのは、1回目の国勢調査が行われた1920年以来104年ぶりです。
「この学校だけでも新入生は1800人を数え、新設されたマンモス体育館での 入学式もはちきれるばかりの盛況でした」
■1960年の映像
1950年から1963年までは130万人を超えていた県人口。
■1999年の映像
120万人を切ったのは1999年で、それから約10年間で110万人を割り込むことになります。減少した10万人のうち、亡くなった人の数が生まれた人の数を上回る自然減と、引っ越しや転勤に伴う社会減はほぼ同じ割合でした。
いっぽう、県人口が100万人から90万人を割り込むまでに要した期間は約7年。この間に、減少した10万人のおよそ8割を自然減が占めました。
少子高齢化を背景に加速している人口減少。
佐竹知事
「やはり経済基盤ね、これが一番なんですよ。いい企業にどんどん来てもらう。それをいかに受け入れるか、これをしっかりやらないと。これがなかなかそう簡単にいかないという。若い方が魅力のある職場、あとはそういう県の雰囲気を作っていくことが必要かなと思っています。」
また、佐竹知事は人口減少の速さについて「相当危機感を感じざるを得ない。」と述べました。
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