大雨被害を受けた由利本荘市 ボランティアの活動本格化
ABS秋田放送 / 2024年7月30日 12時50分
記録的な大雨によって多くの住宅が浸水被害に遭った由利本荘市で、ボランティアの活動が本格的に始まりました。復旧や生活再建に向けた作業が進められています。
北嶋大聖記者リポート
「5日前にはあたり一帯の田畑が冠水していた由利本荘市の鮎瀬地区です。崩れた堤防の復旧作業が急ピッチで進められています。」
由利本荘市では記録的な大雨で子吉川とその支流の石沢川は堤防があわせて7か所で決壊して氾濫し、広い範囲に浸水被害をもたらしました。26日から24時間体制で復旧工事が続けられていて、国交省秋田河川国道事務所によりますと、来月5日には工事が完了する予定です。
水が引いて明らかになった被害の爪痕。大雨の峠は越えましたが、気象台はこれまでの大雨で地盤が緩んでいるところがあるとして30日夜遅くにかけて土砂災害などに十分注意するよう呼びかけています。
29日まで、被害に遭った地域の状況を調べていた由利本荘市社会福祉協議会は30日、ボランティアの受け付けを始めました。
ボランティア参加者
「まず同じ県内の災害だったので、少しでも力になれればなぐらいの気持ちで」
ボランティア参加者
「普通の生活に早く戻ってもらえればなという感じで思ってますけど、なかなかそれも難しいんじゃないかなとは思ってるところが本音ですね。」
ボランティアは由利本荘市内の個人と団体に限って受け付けていて、30日はおよそ20人が集まりました。久保田、堰口、万願寺寺田、の3つの地区に分かれて復旧作業が進められています。こちらの久保田地区には近くの川からあふれた水が押し寄せました。1階の半分近い高さまで水に浸かった住宅もありました。
ボランティア参加者
「想像以上ですね。大変です。厳しいですよな。こういうふうになってしまうと」
県のまとめによりますと、大雨による住宅への被害はこれまでに県全体で198棟確認されていて、由利本荘市はその4分1余りの55棟にのぼっています。
被害に遭った住民
「ただ、ありがたいと言うしかない。けどもよ。いやー。自分たちの力だけではどうしようもねえな。」
大雨被害があった地域で生活再建に向けた歩みが続いています。
外部リンク
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1京急百貨店内のうなぎ料理店の丑の日向け弁当で130人食中毒、90代の女性死亡
読売新聞 / 2024年7月29日 21時23分
-
2『佐渡島の金山』世界遺産効果で「宿泊予約が一気に増えた」金山にちなんだユニークメニューも! 新潟県
BSN新潟放送 / 2024年7月29日 20時14分
-
3大雨被害が次々と明らかに…住宅や農業・漁業など 広範囲にわたって甚大な被害 各地を取材
ABS秋田放送 / 2024年7月29日 19時1分
-
4「クリミア上陸作戦」で停戦交渉狙うウクライナ 秋に向け軍事攻勢へ、力の立場でロシアへ呼びかけ
東洋経済オンライン / 2024年7月30日 9時0分
-
5遺体は行方不明の巡査部長 山形大雨、殉職2人目
共同通信 / 2024年7月29日 22時28分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)