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【衆院選2024】激戦が予想される秋田県内3選挙区 秋田1区の各候補の動きは?

ABS秋田放送 / 2024年10月21日 18時3分

衆議院選挙の選挙戦は、21日を含めてあと6日となりました。

県内3つの選挙区はいずれも激戦が予想されていて、各党の幹部が続々と秋田を訪れています。

各候補の動きを追いました。

21日は秋田1区です。

秋田1区には、立憲民主党の前の議員・寺田学氏48歳と、日本維新の会の新人・松浦大悟氏55歳、自民党の前の議員・冨樫博之氏69歳と、共産党の新人・鈴木知氏47歳の4人が立候補しています。

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衆院選の公示後、初めて迎えた週末。

7回目の当選を目指す、立憲民主党の寺田氏の姿は、秋田市郊外にありました。

1日20キロ近い距離を、歩きながら、有権者に支持を訴えています。

寺田学 候補

「選挙カーだと、ただ名前を言って通り過ぎちゃうだけなんですよね。自分の考え方を伝えられないばかりか、有権者の皆さんからその場でお声を頂くこともできないので、今回、全部徒歩にしてますけども、本当に多くの方から立ち止まってお話を伺っているところです」

物価の上昇が県民の暮らしを直撃する中、減税の措置や年金生活者への給付金の必要性を訴えた寺田氏。

寺田学 候補

「私が背負っているのは、そういう大きな会社の社長さんの声ではなくて、むしろその中で働きながら、賃金が上がらず、苦しみ、そして生活防衛のために一生懸命工夫しながら暮らしている皆さんのお声だというふうに思っています」

超短期決戦となった、今回の衆院選。

限られた時間の合間を縫って、息子と訪れた場所がありました。

寺田学 候補

「息子と去年から開幕戦は一緒に行こうと約束していたので、僕はちょっと見ることはできないですけど、まず一緒に会場の中に入って、席に誘導するまで一緒に行こうかなと思っています」

1年前から約束していたという、プロバスケットボールの試合の観戦。

一緒に観ることは叶わなかったものの、息子の思いに寄り添いました。

寺田氏は、政治も有権者と議員の信頼関係が無ければ、政策を前に進めることはできないと考えています。

寺田学 候補

「残された時間はやっぱり限られてはいますけれども、私自身、一歩一歩、本当に自分の足で歩んで、お声をちゃんと頂いて、自分の思いを伝えていくという地道な活動を、一生懸命、魂込めてやっていく以外ないと思っていますんので、そこがんばります」

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松浦大悟 候補

「今日も皆さんに会えるなと思って、ひとつの楽しみです」

日本維新の会の松浦氏。

衆院選に出馬するのは、2017年以来2度目です。

政治家の原点に立ち返りたいと、2年前から毎朝、辻立ちを続けてきました。

同じ時間、同じ場所で、行き交う一人ひとりの目を見てあいさつをしています。

「ありがとうございます!」

2007年の参議院選挙で勝利したあとは、一度も当選していない松浦氏、国政選挙への挑戦は6回目です。

「何度でも立ち上がる諦めない姿を見せたい」と支持を訴えています。

「日本維新の会の公認候補・松浦大悟でございます」

日本維新の会の公認候補であることを強調し、政党の支持拡大もねらう松浦氏。

秋田市内をくまなく巡っています。

消費税の減税や、教育費の無償化などによって、現役世代の負担を軽減しなければ、高齢者世代を支えることはできないと訴える松浦氏。

少人数の態勢で選挙戦を展開しています。

選挙運動に慣れていないスタッフも数多くいるといいます。

松浦大悟 候補

「お金をかけない選挙にすごく好感度を抱いてくださる方、多いんじゃないかなと思っています」

政治とカネの問題への対応も争点となっている衆院選。

松浦氏は、自らを責任者として、会計の管理を担っています。

松浦大悟 候補

「政治とカネの問題について、そして若い世代が不利にならない制度をつくっていきたいということについて、訴えていきたいと思っています。特に、現役世代が楽にならなければ、経済まわっていきませんので、その点をしっかり皆さんに理解していただければというふうに思っています」

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先週木曜日。

自民党の冨樫氏は、生まれ育った秋田市太平の公民館を訪れました。

集まったのは、幼い頃から顔を知る人たちです。

冨樫氏は、支援者に感謝を伝え、選挙戦を通して感じる、自民党への逆風を言葉にしました。

冨樫博之 候補

「今回の選挙、厳しいです、本当…。私が回って歩いて、一番思います」

「なんとか地元、ふるさとの太平の彦兵衛のおんちゃ(次男)のこと、なんとかもう一回、国政に送っていただくこのことのお願いが、今日私の一番のお願いであります」

互いに県議会議員だった時から長い付き合いがある自民党の中泉松司元参議院議員が、政治とカネの問題に触れながら、冨樫氏への支持を訴えました。

中泉松司氏

「冨樫さんは、何にも悪いことをしていません」

「地元の皆さんは信じていただいていると思いますけども、信じていただける人を一人でも増やせるよう、なんとかみなさんのお力をお借りしたいと思います。ぜひ、みなさんの手で国政に送り出していただきたい」

19日は、湯沢市出身の菅元総理が応援に駆け付けました。

演説で冨樫氏は、洋上風力発電をはじめとした経済政策の実行力を強調しつつ、政治改革への決意を語りました。

冨樫博之 候補

「世の中ルールを守らない人は退場だと私は思います」

「バッジを外して辞めていただく、このことが、国民が一番分かりやすい政治改革だと私は思っています」

さらに、組織票の獲得をにらみ、連立政権を組む公明党の集会に参加し、支持を訴えました。

冨樫博之 候補

「まさに正念場です。いまやらずしていつできる。俺がやらずに誰がやるという信念を持って、この戦いを勝ち抜いていかなければいけません」

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鈴木知 候補

「いまやらなければいけないのは、“軍事”の増強よりも、地域経済の活性化を行っていくこと」

元秋田市議会議員で共産党の鈴木氏は、街頭での演説を中心に政策を訴えています。

去年の記録的大雨で多くの住宅が浸水した楢山地区を訪れた鈴木氏。

大企業のための政治ではなく、一人ひとりの声を拾い上げる政治への転換を行いたいと訴えています。

19日は、長きにわたって共産党の委員長を務めた志位議長と、JR秋田駅前で演説しました。

「いま国民の皆さんが声をあげれば、政治は変わります。日本共産党が伸びれば、必ず政治は変わるということを訴えたいと思います」

鈴木知 候補

「地域の経済、しっかりとつくりながら、人口減少の問題も解決する。そういう政治に切りかえるために、この総選挙で、自民党ではなく日本共産党を大きく伸ばしてください」

大企業への課税強化による格差是正や、平和外交の推進といった党の政策を、約1時間にわたって訴えました。

鈴木氏は、きめ細かく秋田市内を回ることで、共産党支持層に加えて、無党派層への浸透を図りたい考えです。

鈴木知 候補

「国民の怒りは、裏金事件に象徴されるような、企業団体献金のための政治だと思いますので、そこをまず止めさせて、そして本当に国民の暮らしに目を向けた、そういう政治に転換するんだということを、具体的なことも含めて訴えていきたいと思います」

秋田放送は選挙により関心をもってもらおうと衆議院選挙に関するニュースの特集ページを設けました。

そして日本テレビのzero選挙の特設ページには候補者アンケートや簡単なアンケートに答えると自分の考え方を診断してくれるコーナーも設けていますので、投票の参考にすることができます

また、日テレNEWS NNNのYouTubeで25日(金)まで「投票誰にする会議~みんなの声でつくる衆議院選挙2024~」と題して平日の20時~21時に投票の参考になる情報を生配信します

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