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パリ五輪銅メダリスト 志田千陽選手がふるさと八郎潟町の目抜き通りを凱旋パレード 母校ではトークイベント 県民栄誉章の贈呈も

ABS秋田放送 / 2024年10月24日 18時10分

パリオリンピックバドミントン女子ダブルスで銅メダルを獲得したシダマツペアの志田千陽選手のニュースからお伝えします。出身地の八郎潟町でその活躍をたたえるパレードが行われ商店街が祝福の声に包まれました。また、県民に明るい希望と大きな感動をもたらしたとして、午後には県民栄誉章が贈られ志田選手がこれからの意気込みを語りました。

24日朝、八郎潟町はにわかに活気づいていました。

町内会で作ったという横断幕の準備をする町民たち「まさか、こういうふうなかっこうでメダリストになるとはまず思ってもみなかったです」

町内の高齢者施設の利用者がつくったという町のマスコットキャラクターをあしらった作品には志田千陽選手のサインが。けさ、快く応じてくれたといいます。「パレード楽しみです!」

国際大会などの合間を縫って八郎潟町に帰ってきた志田選手。

記者「きのう実家で久々に過ごしてみて」

志田千陽 選手「まあ、でも、ちょっとゆっくりできたのでよかったです」

その活躍をたたえようと人口およそ5000人の八郎潟町のメインストリート=一日市商店街で志田選手のパレードが行われました。「はい感動ありがとう。ばんざ~~い」

志田選手を一目見ようと町の内外から2000人を超える人たちが駆けつけました。

8月のパリオリンピック、バドミントン女子ダブルスで銅メダルを獲得して以来、

今回初めて地元に帰ってきた志田選手に沿道から祝福の声が贈られました。「あ、久しぶり~おめでとう」

園児「志田選手おめでとう~」

Q「すごい声援ですね?」

志田選手「はい。思ったよりたくさんいてびっくりしてます」

パレードに来た人「あーかわいい、ここ見てくれた」

八郎潟町のジュニアクラブでバドミントンと出会い、小学生の6年間、この町で練習に汗を流した志田選手。町民とメダル獲得の喜びを分かち合いました。

志田選手の同級生の父

「壮行会でもメダル獲って絶対戻ってくるって言ってたので有言実行、素晴らしいと思いますイエイ!おめでとう!」

パレードに来た人「かわいいですきれい、かわいいですとってもかわいいです」「がんばってほしい」「応援してまーす」

志田選手の同級生

「『なんかしよう』とか率先して遊びに誘ってくれたりとかしてたので、一緒にいて楽しくてすごい鮮明に覚えてます。」

パレードのあとに開かれた地元の中学校でのトークイベント。

同級生が明かした志田選手の長所は、プロの世界でも発揮されていました。

再春館製薬所バドミントン部 池田雄一監督

「困難なプレッシャーのかかったところでも逃げ出さずに、志田選手からの発信でチームのスタッフとパートナーと集まって、そこで本音を話し合ってもう1回頑張っていこうっていう話し合いを志田選手がつくってくれた。きっかけを。」

町の子どもたちを前にこれまでの歩みも伝えました。

中学生

「志田選手のように何かを長く続けるにあたって大切だと思うことはなんですか」

志田選手

「今でもそうですけど、つらいときってひとりじゃどうしようもできないし、自分の考えだけじゃ行き詰ってしまう部分があるので、私は自分より経験してる先輩だったりコーチだったりの話を積極的に聞きに行ったりとか、友達に話を聞いてもらってアドバイスいただいたりとか、自分を楽しい方向に持っていったりとか、自分で抱え込みすぎるというよりは、人に頼りながら自分を持っていくっていうのが自分には合ってたかなというふうに思っています」

花束を贈ったのは志田選手が所属していたジュニアクラブの子どもたちです。

志田選手

「頑張ってねまた遊びに行きます」

幼いころに夢見たオリンピックの舞台で手にした栄冠。

中学生「メダル見せてメダル」」

(メダルを見て)

「うおおおおおお」

たっぷりの声援を受けて、ふるさとで英気を養いました。

午後は県庁で温かい拍手に迎えられた志田選手。

佐竹知事

「県民の誇りであるとともに、社会に明るい希望を与えるものでありますので、この功績をたたえ、県民栄誉章を贈ることにしました」

オリンピックでの活躍をたたえ、志田選手には県民栄誉章が贈られました。

「個人」の部門では、6年前、世界選手権で優勝した、北都銀行バドミントン部の永原・松本ペア以来、20人目の受章です。

志田選手

「きょう一日、秋田県のたくさんの方にお会いして、私もたくさんのパワーを頂いたので、これからのステップに向けてまた頑張ろうと思いますので、これからも応援よろしくお願いします」

23日・24日の2日間、地元で大きなエールを受けた志田選手。

志田選手

「本当に生まれた時から八郎潟町で12年間過ごしていましたけど、本当にたくさんの方が外に出ている光景ってお祭りの時ぐらいしか見たことがなかったので、本当に私のためにこうやってたくさんの方が集まってくれているんだなと思うと、本当にうれしかったですし、またがんばろうという気持ちになりました」

「こうやって応援してくださっている方が私にはまだいるんだというのをすごく実感できたので、これからもまたがんばっていけたらいいなと思います」

この先まずは世界ツアーの年間王者を決めるワールドツアーファイナルズへの出場を目指し、再び練習に励んでいくと意気込みを語っていました。

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