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"日本一大きい"西明寺栗 就農1年目 25歳女性の初めて迎える実りの秋

ABS秋田放送 / 2024年10月25日 17時54分

「日本一大きい」といわれる仙北市西木町特産の西明寺栗の出荷作業が盛んに行われています。

60年の歴史がある久之助栗園には、今年の春に祖父母から生産を引き継いだ女性がいます。

初めての実りの秋を取材しました。

関向良子アナウンサー

「わー大きい!片手に3個乗るのが限界です。立派ですね。一口じゃ食べられないかもしれません」

「日本一大きな栗」として知られる西明寺栗。

大きいものは赤ちゃんのにぎりこぶしほどにもなる、仙北市が誇る秋の味覚です。

創業約60年の久之助栗園では、今シーズンの収穫を終え、クリの選別作業と出荷作業が終盤を迎えています。

ひとつひとつ手作業で、大きさや虫食いの有無を確認していきます。

門脇眞子さん

「今年は大きいサイズのものが多かったので、例年よりも若干収量は少なかったですけど、1年目にしてはいい感じにできたと思います」

今年の春に久之助栗園を引き継いだ、門脇眞子さん 25歳です。

3月までは県外で働いていましたが、高齢になった祖父母の後継者として秋田に戻って来ました。

門脇さん

「元々小さい頃から祖父母がこちらでやっているのを手伝いつつ、遊んだりしつつ、クリも農業も興味のある分野でしたので、継いでやりたいなって気持ちがありまして。将来的に生産に貢献できるようにと思って、今回就農を決意しました」

「大きさと形とつやがいいですかね。すごい愛しい気持ちになります」

初めて迎えた実りの秋、受け継いだのは、クリの生産だけではありません。

全国から届く注文への対応のほか、栗園で販売する焼き栗を作るのも、門脇さんの仕事です。

ー帰って来て、今シーズンが初めてですか?

門脇さん

「はい初めてです。前焼いてた人に習ったりして回数重ねました」

ーあの正の字って?

門脇さん

「そうです、焼いた回数。汚くて申し訳ないですけど」

クリの個体差や気温・湿度によっても差が出るため、試行錯誤を繰り返す日々です。

特別に、焼きたてを食べさせてもらいました。

関向アナ

「いただきます。あったかい!わー、甘くて香ばしい、いい香りがします !ほっくほくです!あまっ!こんなに甘いんですか!」

門脇さん

「ちょっと冷蔵庫で熟成させたりとかして甘みを増させています」

「やっと実になってくれたっていう、こうやって実になるんだって改めて気付きがあって、祖父母がこの何十年って続けてきたのがすごいと思って、尊敬しましたね」

「1年勉強してみたんですけど、まだまだ自分が分からないところだったりできないこともたくさんあるので、それをお手伝いの方、祖父母に教わりつつ、いままで生産してきたものを絶やさないように、私も頑張りたいと思います」

これまでクリ園を大切に守ってきた祖父母の思いも受け継いだ門脇さん。

これから久之助栗園の新たな歴史を紡いでいきます。

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